2023年9月25日 (月)

御岳山に登ってきました。

御岳山に登ってきました。2014年の9月27日に登る予定だったのですが、急な予定が入り、登れなかったのです。そしてその日に噴火。たくさんの方が亡くなられました。今日は8合目まででしたが、山頂に向かって手を合わせ、それからの9年間に感謝しました。なにがあるかわからない日々ですが、また一日一日です。

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もう紅葉が始まってナナカマドの赤がきれいでした。

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山麓の牧場には木曽馬たちが草を食んでいました。そのいわれが興味深かったです。木にはたくさんのヤドリギ。

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人と一緒に暮らしてきた木曽馬の子孫といっしょに😊

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2023年9月11日 (月)

「氷・火・水で宮沢賢治の科学実験」をやりました

昨日(9月10日)はサイエンスヒルズで「実験で楽しむ宮沢賢治」講座でした。プラネタリウムではできなかった火や氷を使った実験が中心です。先日、自由研究を見せてくれた吉川君が準備等々を手伝ってくれてとても助かりました。参加者は20人ほどでしたが、その分、密度が濃くなって良かったかな?。開始前に、ヒルズスタッフの松本さんから、ご自身の講座で作っておられるロボット君たちを頂けたり、終了後は、会場で貝田さんが「巻きパン」の準備をしておられたり、館内にスタッフの方々と参加される皆さんの笑顔が溢れていて嬉しくなりました。皆さん、ありがとうございました😊

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白金箔で水素が燃えるところを見てもらっています。テーブルに載っているのは、ガラス玉と水晶玉、水晶の結晶と模型、氷に載せた金属玉等々です。「双子の星」「グスコーブドリの伝記」にこれらがどんなふうに描かれているか紹介していきました。賢治の表現はうつくしいです😊

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吉川君が1時間前からカラスウリを人数分くりぬいてロウソクをセットしたり、コップに水を入れたり、そして後始末まで手伝ってくれて助かりました。

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ヒルズスタッフの松本育子さんから、講座で皆さんと作っておられるロボットくんたちを頂きました。大西清美さんから以前頂いた動物くんたちに加わり、我が家の窓辺で談笑中😊

 

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2023年9月 7日 (木)

ダイコンと白菜を播きました。

ホントに久々に雨が降りました。畑の作物たちもホッとしていることでしょう😊。晴れ間を見てキゴ山の畑にダイコンと白菜を播いてきました。畑ではまだナスやオクラ、ピーマン等が採れてとてもありがたいです。ダイコンと白菜もちゃんと育ってくれますように😊

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たった4日で芽を出してたくましいです😲。

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2023年9月 6日 (水)

銀の錆びをガスバーナーの炎で取る

銀の錆びを取る方法の一つに「ガスバーナーの炎を当てる」というものがあります。銀は酸素ではなく硫黄と結びついて錆びているのですが、空気中で錆びた銀を加熱すると、硫黄が空気中の酸素と結びついて抜かれるのです。この実験を居間で撮影していたら、見ていた妻に「どうしてガスバーナーで銀が融けないの?」と言われました。これまで紹介してきたように、薄い銀箔だとロウソクの炎でも融けてしまうのです。銀板が大きくて厚いと、バーナーの熱が銀全体に逃げてしまい、融点以上になりにくいのでしょうね。やっぱり実験面白いです😊

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2023年9月 4日 (月)

栃の木の樹液の蛍光は乾燥した枝でもOK!

プラネタリウム講座は50セットの準備が大変でした。特に、栃の樹液の蛍光は「新鮮な枝でないとだめかな」と思い、講座当日の朝に枝を切りに行き、直前に細断していました。今朝、机の上でカラカラに乾燥している栃の枝を見つけ「こんなに乾いていても発光色素が壊れていなければ発光するかも?」と考えました。いそいで試してみたところ見事に発光。最初は色素が固まっているみたいですが、少しつつくととてもきれいに流れ出しました。これでかなり前からの準備ができることになり、小枝を小分けして持ち帰って自宅で実験して頂くこともできそうで、とてもうれしいです。

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暑い暑い子供部屋で1か月ほどほおっておき、カラカラに乾燥した栃の枝を縦割りにしました。 Frame-at-0m19s

ブラックライトを当てながら、コップの水に入れました。樹液から水分だけが蒸発し、発光色素が乾燥して残ったのか、最初は光の流れが弱いですが、少しつつくと溶けたように勢いよく流れ始め、とてもきれいです。

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2023年8月29日 (火)

サイエンスヒルズプラネタリウムで「実験で楽しむ銀河鉄道の夜」

サイエンスヒルズでの「銀河鉄道の夜」講座はたくさんの方の参加を頂き、なんとか終えることができました。実験セットを50組用意。プラネタリウム内は水は使えないところを、蓋つきコップを更にテープで2か所固定したりしてOKを頂いただけに、無事終了できてほっとしました。「小さい子供達が「実験したの初めて。楽しかった~😊」と言っていました」とヒルズの方からお聞きし疲れがとびました。暗闇の中で①賢治の生まれた日の星空投影⇒②実験で楽しむ「銀河鉄道の夜」⇒③賢治が亡くなった日の星空投影と進める流れはとても気に入っているのですが、1時間で実施できたのは、この間に皆さんから頂いたアドバイスとヒルズの皆さんのご協力のおかげです。ありがとうございました。次は2週間後のサイエンスヒルズ実験室。この日やれなかった実験を加え、賢治の世界を楽しんで頂く予定。また準備がんばります😊

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50個用意したケースには、栃の小枝を切って差した蓋をテープで固定した水入りプラコップ、LED台、ブラックライト、摩擦発光用水晶セット、パインアメ、タオル、醤油差し入りミルクなどを入れました。

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会場に実験を楽しむ光が溢れ壮観でした😊

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ここしばらくで急発展した「蓋つきプラコップに魚の形の醤油差しでミルクを滴下するミルキーウェイの実験」を楽しんで頂けました。

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私の講座にいつも参加してくれている吉川景祐君(小6)が、お母さんと一緒に夏休みの自由研究を持ってきて見せてくれました。7月の「元素の実物付き周期表」を発展させ、それぞれの元素について詳しく調べたものが一冊の本にまとめられていました。写真&名前掲載も嬉しいそうで研究完成記念撮影。まだまだ発展するね。これからもがんばって

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2023年8月16日 (水)

ニセ金箔(真ちゅう箔)はロウソクに融けるか?

ロウソクと金について「真鍮の融点が約800℃なので、金と偽金の見分けにも使えそうですね」と、kawashimaさんから面白いコメントを頂きました。確かに真ちゅう箔は融けそうです。ところが試してみたら、面白いことが起きました。

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真ちゅう箔は融ける素振りを見せながらもどんどん黒くなり、融けないのです。真ちゅうは銅と亜鉛の合金で、銅、亜鉛とも炎で炙られると酸化してしまうようです。できた酸化銅(Cu2O)の融点は1232 °C。酸化亜鉛の方は沸点が906 ℃なので揮発してしまうのでしょう。実験、やめられませんね~。kawashimaさん、今回もありがとうございました。

 

 

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2023年8月15日 (火)

「金箔はロウソクで融けるか」のその後。

東北講座で「金はロウソクの炎で融けない」ことを紹介したら、仙台の菅原祐介さんから「薄い金箔だったら融けるかも」という意見を頂き「融点に箔の厚さは関係ないと思います」とお伝えしました。しかし、先日試した金はかなりぶ厚く、熱が逃げて融点以上になりにくいように思えます。また通常の箔は銀が混じっているため、融点が下がって融けやすいかもしれません。またkawashikaさんから、「ロウソクの熱はもっとアバウトだと思っていました」という意見も頂きました。こうなると薄い金箔で試してみたくなり、先ほど金箔屋さんで24金と23金の1万分の1ミリ箔(これが通常の厚さ)を入手してきました。早速ロウソクの炎に入れてみると、23金箔の方はスルスルっという感じで融けてしまいました。24金箔の方は様相が少し異なり簡単には融けません。

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左上が24金箔、左下が23金箔です。一万分の1ミリ箔は薄くてあちこちにくっついたり破れたりしてとても扱いにくいです😢

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ここは、動画を紹介できなくて残念です。23金箔をロウソクの炎に入れてみたら、薄いため炎に揺らめき、箔の青い透過光もみえます。スルスルっという感じで融けて、驚きました。

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24金箔の方は様相が異なり、簡単には融けません。ただこれはピンセットで両側を挟んでいるので、ピンセットに熱が逃げている可能性も。でも融けたということは、ロウソクの炎が金の融点以上あるということです。23金の方が融けやすいのは、合金であることが関係しているのでしょうかね。しかし、ピンセットで挟むと、放熱が起きて融けにくくなることもわかりました。「金がロウソクの炎に融けるか?」は炎の部分、金箔の純度、箔の厚さなどが関係していてとても面白いです。皆さん、ありがとうございました。このテーマはしばらく続きそうですので、よろしくお願いします。

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2023年8月 7日 (月)

吾妻小富士、鎌形湖、五色沼散策

講座終了後、吾妻小富士という福島県の山に登ってきました。すごい景観の噴火口をぐるっと一周して1時間。近くの鎌形湖もいい気分転換になりました。今宵は五色沼湖畔に泊まります。

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吾妻小富士の噴火口。この周りを1時間で1周できます。駐車場から火口まで15分で着けます。

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1周すると、景観が変わり続けて驚きました。

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すぐ近くの鎌形湖。こちらは一周2時間ですが、なんとか歩けました😊

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2023年8月 6日 (日)

仙台で2講座やらせて頂きました。

日本化学会東北支部(於東北大学)で「実験で楽しむ銀河鉄道の夜」と「金銀銅の不思議を探る」をやらせて頂きました。13年前の「金の実験・銀の実験が好評だったのでもう一度」ということでしたが、「ぜひ銀河鉄道をやらせてください」とお願いしたら、なんと2講座になりました。この「宮沢賢治と科学実験」で最近話題になった「金・銀・白金箔をロウソクの炎に入れる実験」もさっそく体験して頂きました。「楽しかったです」という感想がたくさん頂けて一安心。皆さん、ありがとうございました。さすがに疲れたのでしばらく東北でぼーっとします😊

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初日(8月4日)は48名で「銀河鉄道の夜」を1.5時間。冷凍カラスウリを使うのもこれが最後。月末には生カラスウリが使えます😊

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2日目(8月5日)は、「金、銀、白金箔を用いた化学実験」10班、34名。中学、高校の化学の先生方が中心ですが、皆さん笑顔でうれしいです😊

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