デンプンの分子模型とささら
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2年ぶりの白山登山。今回は久しぶりに岐阜県側から登った。このコースは尾根道で眺望がよく、登りやすい上、登山口の大白川の露天風呂も気持ちよく気に入っている。私以外は妻とその同僚(女性)、同僚の友人2人(女性)という取り合わせ。頂上では3時ころから、延々と夕食まで、室堂前で恒例の宴会となった。一泊での山登りはこれが楽しみで、たくさんおつまみとお酒を持って行く。紅茶豚、ちくわキュウリ、自家製奈良漬け、カマンベールチーズ他々。次の日のご来光もなんとか拝め、木曽御岳、乗鞍、槍等の山容も眺めることができた。紅葉には少々早かったが、リンドウやナナカマド、イワギキョウ等がきれいだった。
山頂付近で、職場の同僚から次々と理事長の訃報が携帯に届いた。深刻な状態であることはわかっていたが、とうとうその時がきた。これまでの色々な出来事、大変になるであろうこれからのことを思いながら、登歩を進めた。生前、理事長が「わしも、こんな仕事はいいかげんやめて、あんたのように山登りがしたいんや」といっておられたことを思い出す。一緒
の登山は実現しなかった。色々あったが、基本的に理事長は学校思いだったと思う。 私達も、しっかりと次にバトンを渡せるように頑張りたい。ご冥福をお祈りします。
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前の弁当箱が10年以上使って傷んでしまい、新しいのを購入した。最近、日常使用する物を誕生日のお祝い?とかいう名目で購入することが多い。今回のは、飛騨高山へ行ったときに購入したが、春慶塗りとかいって、ちゃんと漆を塗った品物である。少々塗りむらのあるお重が半額ほどで売られており、お弁当箱も半額のがないかと探し回って見つけたのがこれである。半額でもかなり高価だった。さて、これにお弁当を詰めてもらい思ったのであるが、同じ内容でもなぜか豪華にみえ、昼食が楽しみになる。食べ終わったら、丁寧に洗い、ふきんで拭いておく。ごちそうさまという気持ちになれる。
毎日使う物だけに値打ちがあるかもしれないと悦に入っている今日この頃である。
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千葉から姪が遊びに来たので、福井の赤兎山へ出かけた。赤兎山は標高2000m近いのに、2時間弱で登れ、景色もよいので大好きな山であり、毎年登っている。ところが、なんと今回入り口にロープをはって、通れなくしてあり、通行するなら地域環境保護協力金?を払えという。それもなんと一台いくらでなく一人300円!!。3人で900円を支払った。配布されたパンフレットには<協力金は、登山道整備費、登山道維持管理費、自然保護活動費などに使用されます><小原地域は個人の私有地です>とある。それなりに理解出来ないわけではないが、この金額はどうだろうか?山には色々登っているもののこんなのは初めてで、割り切れなさと後味の悪さが残った登山となった。幸いそのあと訪れた福井県立恐竜博物館が普段500円のところ、家庭の日ということで、入館無料だったので、救われた気がしたのではあるけれども・・・。
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8月30日、夏休み明け早々1年の学年集会がありました。2日前まで意識していなかったので、主任としてどんなお話をするのかとまどいました。適当にお茶を濁しておわりにしようかとも思ったのですが、ピラミッドの話をすることにしました。ベースは3月の日本化学会年会のレセプションで会長が話しておられたものです。それに前々回のイソップ寓話をつなげ、どちらも古い物なのに生き残っているのはなぜなのか?とまとめようかと思いました。ところが、当日、インターネットで検索しているうちに後半の「旅人とピラミッドつくりの奴隷の話をみつけたのです。これを組み合わせることで、まとまりがとてもよくなったのではないか?と思います。生徒の皆さんや先生方にも割と好評だったので、紹介します。
今日はピラミッドの話をします。どこにあり、どんな形をしているかは皆さん知っているでしょう。このピラミッド、よく知られているものの、何のために作られ、誰がその労働をしたのか、どんな道具が使われたのか等については、ファラオの墓、権力の象徴、作ったのは奴隷だった。いや奴隷ではなく市民の労働だった。木製の道具で石をつり上げた、いやそんな道具は当時なかった、斜面をころをつかって引っ張り上げた等諸説あってわからないことが多いようです。謎が多いところがまた魅力ですね。
さてたくさん作られた中で今完全な形で残っているのは、ギザの3大ピラミッド(クフ、カフラー、メンカウラー)だけだと言われています。では、なぜこの3つは残ることができたのか、これは基礎がしっかりしていたからだと言われています。大きなものをつくるには基礎がしっかりしていなければなりません。水平な基盤を作るためにどのような工夫をしたでしょうか?これはピラミッド予定地の周りに水路を造って水の流れで水平かどうかを見たと言います。次に重さ平均2.5トンの石灰岩を切り出し、正確に直角をもった直方体に磨き上げ、紙1枚も挟めないほどの精度で積み上げていったといいます。ピラミッドは上からは造れないというロマンロランの言葉があるそうですが、しっかりとした基礎の上にしっかりとしたブロックを積み上げていったおかげで4500年たった今も崩れずにその勇姿を誇っているというわけです。
さて以前私はイソップ童話の話しをしました。これはイソップではありませんが、ピラミッドについて、こんな寓話、お話があるのをみつけました。昔々、エジプトを旅していた旅人が大きな石をひっぱている人々の一団にであいました。あまり苦しそうにしているので旅人は「何をしているのですか?」とたずねました。その中の一人が苦しそうに答えました。「見ればわかるだろ。なぜか知らんが、石を運ばされているんだ。」
旅人が更に歩いていくと今度がさっきより元気に石を運んでいる一団にであいました。また旅人はたづねました。「何をしているのですか?」「あそこにピラミッドが見えるだろ。あれを作るための石を運んでいるんだ」このお話は、目的がわかっていることが人の仕事には大切なことを物語っています。旅人がさらに歩いていくとさっきよりもっと元気に石を運んでいる一団がいました。また旅人は「何をしているのですか?」とたずねました。「僕たちの王様の墓を作っているんだ。」目的に意味があると人が元気に仕事ができるのです。
最後にもっともっと元気にはつらつと石を運んでいる一団がいました。また旅人は「何をしているのですか?」とたずねました。皆が答えて言いました。「ぼくたちはエジプトの未来をつくっているんだ」この人たちにとって石運びは誰かにやらされている仕事ではないのです。自分たちで、大きな意味のある目標として石を運んでいるからつらい仕事も元気なのです。
君たちにとっての基礎作りにも同じ事がいえるのではないでしょうか?これから色々な行事が続きます。これまでは鑑賞という受け身のものが多かったのに比べ、これからは学園祭、体育祭と主体的に関わる機会が多くなります。部活動では新人戦がはじまり、中心になって頑張ることも多くなると思います。勉強でも、前期期末考査までは授業時間数も少ないため、1時間1時間が貴重になります。
何のためにその勉強をするのか、そのトレーニングをするのか、その仕事に取り組むのか、常に考え目標を明確にして色々なことに取り組んで下さい。
それぞれが高い目標を持ち、しっかりとした基礎の上に大きなピラミッドを作りあげていってくれることを期待します。頑張りましょう。
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