金赤ガラスが北國新聞に紹介されました
夏休み以降、1年生の清水君と取り組んできた金でルビー色に着色するガラスが完成し、北國新聞にその記事が掲載されました。とても大きな扱いでびっくりしました。掲載されてから思うのですが、これは清水君一人でやったというより、これまでの科学部の活動の財産の上に成り立っているもので、その辺にふれるべきだったと思います。BLOGを順を追ってみて頂ければわかって頂けるかと思います。簡単にまとめると、
昨年11月 岐阜、野中先生ご夫妻による高文連トンボ玉講習会
4月~ 新入生歓迎トンボ玉つくり
8月 東山トンボ玉店「じゃらじゃら」の三の上さんによるトンボ玉講習会部員全員で「じゃらじゃら」訪問 大屋満利子さんからアンティーク金赤ガラスに挑戦してみたら?というアドバイスを頂く。
9月 「魅惑のガラス」を参考に制作開始、即電気炉故障北國新聞から「砂金」を新聞紹介させてほしいという依頼があり、「砂金」よりも「金赤ガラス」のほうが面白いと伝える。
10月 横浜 杉山美次先生、 伊豆大島 土屋徹先生に指導、アドバイスを頂く。再加温が必要なこと。金赤は職人技で紫にしかならず、再現性が低いこと等を教わる。職人技なら職人に聞け!ということで大阪「佐竹ガラス」の佐竹社長よりアドバイス を頂く。要点<鉛ガラスをを使うこと><鉛ガラスを細かい粒(カレット)にすること><金の濃度はガラス50Kgに対して70g程度であること><初期加熱は1400℃以上><再加温は800℃>。
東急ハンズ池袋店、渋谷店等でるつぼに変わる素材探し。蒸発皿を使用。
11月 13日に初発色に成功。
カレットの製法、テトラクロロ金酸の濃度、初期加温、再加温の温度、蒸発皿から金赤ガラスの分離方法、分離したガラスの加工方法で1つ1つ清水君を中心にデータを得ていく。発見の連続で楽しい日々が続く。
12月 佐竹ガラス社長、「じゃらじゃら」の三の上さんに成功と生成条件等を報告。12日、北國新聞取材。13日付 朝刊に大きく掲載。今後更にデータを詰め、23日の発表会に報告予定。
といった流れです。お世話になった皆さん。ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。新聞記事は以下からどうぞ。
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