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2008年10月 4日 (土)

巨大白金電極で電気分解

酸化、還元の授業。電気分解で活躍したのが、巨大白金電極。大きさは、5cm×20cmもあって、視覚効果抜群。教室の後ろからでも白金上への銅の析出等がきれいに見える。「いったいいくらするの?」と思われるところだが、1枚1000円程度である。秘密は白金箔を使用していること。通常の厚さのものではなく、白金上澄み箔といって5倍厚のものである。薄いとはがれてしまったりしてうまくいかない。面白いのは、陰極に析出した銅を陽極にすると、溶けてしまうことが一目でわかること。まず硫酸銅水溶液(なぜか塩化銅がうまくいかない)を電気分解して、陰極の白金に銅を析出させる。次にこの銅を溶かすには?ということで、まず硝酸で溶かしてみせる。塩酸では溶けないこともみせる。ここで、+-を逆転して、陰極に付着した銅を陽極にすると、数秒できれいに溶けて、銅が陰極に移る。白金はもちろん溶けない。何回でも繰り返せる。大変鮮やかで、生徒からも、「すごい!」という歓声が聞かれた。授業後、「やらせて!」といって生徒が何人もやってきた。生徒実験でやればよかったかな?

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