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2009年5月31日 (日)

新しい車

8年半乗った車(アコード)をこの度変えた。約15万キロを走り、思い出も多かったが、最近エアコン、エンジンオイル等不調が続き、今後のコストを考えて泣く泣くの変更だった。乗っていたアコードはその時期限定で出されていた、安くていい車で、デザインも走りも気に入っていた。長い間、付き合ってくれてありがとう。私はホンダ車のユーザーで、新しい車はフィット。話題のインサイトに変えようかとも思ったが、自転車を積めること、後部座席を倒して後ろに布団を敷いて?寝られること、安さを理由にこれに決めた。残念なのは、フィットハイブリッドは出ないと言われていたのが、来年10月に出ること。ハイブリッド車に乗りたかったが、仕方がない。新しいフィットさん、大切にしますので、Hi350287 Hi350288 よろしくお願いします。

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金沢のXで砂金が採れた!

前回の砂金採取でNさんから、「これ、Xで採った砂金ですけど、サンプルに差し上げます」といって、管ビンに入れた砂金を頂いた(写真左)。私はこれまで犀川からのみ砂金を採取しており、Xで砂金を採取したことも、探したこともなかった。それは「Xからは砂金はあまり出ない」という過去の新聞記事?等を鵜呑みにしていたことと、「犀川から採れればいいや」と思っていたことが原因である。しかし、様々考え合わせるとXからも砂金は採れるはずなのである。Nさんから、X産の砂金を頂いた際、どの地点で採れたものか、場所の詳細は聞かなかった。「自分なりの理論?でX周辺を探してみよう。それで見つかるはずだ。そうでなければ面白くない」と思ったのである。昨日、Xに出かけてみた。車を走らせること30分「ここだ。ここをやってみよう」と思う地点を見つけた。ボールを片手にその地点に行き、草を引き抜き洗ってみると、たった2回目のパンニングで砂鉄の上に黄色く輝く砂金が見つかった(写真中、右)。ワクワクしながら、早速Nさんに電話して「Xで砂金が採れたよ。A地点だけれどNさんが見つけたのはどのあたり?」とお尋ねした。返ってきた答えはまさしく、私がチャレンジした地点と一致しているではないか!砂金を探すにはそれなりの眼力が必要で、それがNさんと私で一致したこともうれしかった。砂金は、量を採取したいわけではないので、この一個で採取はおしまいにした。これは6月4日に金沢大学鉱物学研究室に持って行き、電子顕微鏡観察とEDX分析をやらせて頂くことになった。私は不注意で、よく砂金を紛失してしまう。今回はそうならないよう細心の注意を払いたい。採取したXがどこか、その詳細地点等はここでは明らかにしない。雑誌『RikaTan』8月号で紹介する予定である。それまでは明らかにしないが、感の鋭い人、マニアはこれだけの内容でXを特定できるだろうなあ。

Nomurasakin Asampgawasakin Asampgawasakinup

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2009年5月30日 (土)

教育実習

今週初めから、今年度の教育実習が始まった。私は、クラスの卒業生である長谷川君が実習に来たため、その授業担当をすることになった。今週は、私の授業のほとんどを彼に参観してもらった。卒業生とはいえ、いつも誰かに見られているのは結構疲れるものであり、今週は1週間が長く感じられた。長谷川君にも長い1週間だったらしい。来週から実際に授業を担当してもらうが、私は要求が結構厳しい?ので、かれは予備実験にも忙しかった。さて今日は授業を担当してもらうクラスで自己紹介と生徒との交流をしてもらった。自然な感じで生徒達とうち解けていくのには驚いた。年が近いということもあるだろうが、彼の個性であり、とてもいいと思った。どのような授業になるのか楽しみである。頑張って欲しい。

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2009年5月27日 (水)

液体窒素を究めよう

今年は7月30,31日に開催される金沢高校の体験入学。科学部は例年と同じく『液体窒素で遊ぼう』を担当する。今年は講義形式でなく、いくつかのブースを設けて、お好みの実験を体験してもらうものに変える予定で準備を進めている。この講座と別に金沢高校を会場に8月7日に開催される予定なのが、県内科学部の交流イベントである夏休み実験セミナーである。今年は「液体窒素の実験」を各高校の科学部が分担して究め、それを交流するものにしようということになった。題して『液体窒素を究めよう』いまのところ実験を担当するのは、金沢、二水、小松の3校。それぞれが分担して、液体酸素を固体にしたり、シャルルの法則を確かめ、そこからの発展を探ったり、電気関係の実験を開発したりすることを申し合わせている。本校もこの1週間、液体窒素を入手して色々実験を試してきた。千葉の山本喜一さんが、あるメールに書いておられた空気の液体窒素内での液化の話(純粋窒素は液体窒素内では液化しないが、空気なら液化することとその理由)も試してみた。皆でわいわい目の色を変えてやったが、そこからの発展も得られ(内容は秘密・・当日をお楽しみに!)楽しかった。自分のアイデアでやるのと、人のアイデアを検証するのとでは、楽しさが違うのを身をもって実感した。写真は液体窒素の中で液化する空気。Photo

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2009年5月24日 (日)

砂金採集 場所を変えて掘るということ

これまでは、ほとんど大桑貝殻橋周辺で採取、研究を行ってきた金沢の砂金であるが、今回(23日)は、別の場所2ヶ所で採取に取り組んだ。参加者は金沢高校科学部の砂金採取会のスーパーアドバイザーSさん、Nさんと私の3人。Sさんからは、採取予定地点の航空写真を見せて頂き、Nさんからは、県内の別の川から採取した砂金サンプルを頂き、色々なイメージがふくらんでうれしかった。さてこの日の最初の採取地点は、23年前、往年の砂金堀り師、故瀬戸栄作さんの指導の元初めて砂金を手にした熊走付近。私は、草の根っ子に絡まった砂金を探す草引き法で、早々に最初の一個をゲットできたが、その後はダメ。2人は、私とは意欲と技術の違いでそこそこを採取された。その後別の地点へ移動し、ここでは、私も草1本(写真1)から、ある程度の数(写真2)を得ることが出来た。場所を変えてみると、砂金が採取できる場所の法則性が見えてきて、それが正しいか掘りながら検証できるのが面白かった。アドバイザーが2人もいてくれることもよかった。ところが問題もみえてきた。前にも書いたが、砂金採取は学術調査を除き、基本的に盗掘である。「金沢・金の科学館」で金沢の砂金について詳しく紹介すると、それは盗掘を助長することになりかねない。今回の採取地点も、そのため詳しく紹介することを控えた。今後、皆さんと相談しながら対策を考えていきたい。Sさん、Nさんありがとうございました。

NekkoNekkosakinn

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2009年5月23日 (土)

米村でんじろうさんと教師の仕事

授業で、少々派手な実験をやると「先生、でんじろうみたい!」という声がかかる。「でんじろうとは知り合いだよ」と答えると、「えー!ほんとー?今度サインもらってきてー!」などと言われる。「私のじゃダメ?」というと「だめ!!」とか言われてしまうが、<おもしろ実験>というと「米村でんじろう」さんの名前があがる。彼が都立高校の教員で、私たちと一緒に科学の祭典等をやっていた頃(その頃、彼と一応面識はある)は、石川の教員向けの講演等にも気軽に(というか安い値段で)来てもらえたが、売れっ子になった今はそうはいかなくなってしまった。<サイエンスをもっと庶民にみじかな、楽しんでもらえるものにしたい>という思いから、彼は物理教員をやめて、新しい世界に飛び込んだわけだが、生徒達の反応からも伺えるように、当初の思いを充分達成する仕事をしていると思う。ところが、彼の仕事はマスコミを通じたものなので、少々おかしな内容があったりすると、手厳しい批判にさらされる。私たちのメーリングリストでもそういう批判を目にすることが、しばしばある。常に新しいものを開拓し続け、庶民を飽きさせず、興味を引き続けることは大変で、彼も苦しんでいるらしいが、頑張って欲しいと思う。ところで生徒達には「先生、でんじろうと勝負したら勝てる?」とかもいわれるが「彼と私たち教師は仕事が違うんだよ」とか答えてごまかして?いる。これはある程度本音で、彼の仕事はいわば<一発芸で勝負>の世界であり、私たちの仕事は(もちろん興味を引く実験もたくさん取り入れるが)いったん担任したら1年間、長い場合は3年間でなにを伝えるか<トータルで勝負>の世界だと思う。酸塩基、酸化還元、蒸気圧等といったひとつひとつの単元は、「へー!そうなの。」と思えるすばらしい世界であり、それぞれが有機的につながっている。それぞれに<知れば見通しがよくなる基礎概念>があり、基礎にはそこから最先端につながる発展がある。そして、それを理解するのには当然、一定の時間がかかる。それが我々の仕事で、けっこう楽しくやりがいのあることなのだ。<トータルで勝負>といったが、実際は一時間、一時間の積み重ねである。このBLOG等を足場に積み上げていきたいと思っている。

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2009年5月22日 (金)

金とバクテリア

ご希望により、金塊とバクテリアについて、2006.7月号「サイエンス」に書かれた記事を紹介します。パワーポイントですから、みれない方もおられるかと思いますが、ご勘弁!!金がバクテリアで大きくなるという内容。金とバクテリアに関する論文はたくさんあります。興味のある方は、ご自分で検索してみて下さい。「goldandbacteria.ppt」をダウンロード

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2009年5月21日 (木)

「金沢・金の科学館」<金沢の砂金研究室>コーナー

6年後の開館を目指す「金沢・金の科学館」の「金沢の砂金研究室」コーナーには犀川の最上流から下流までの砂金の実物、産状、光学顕微鏡での実物観察、電磁顕微鏡写真、エネルギー分散分析の結果、砂金採取の歴史その光と陰等を展示する予定。その取り組みの一つとして砂金採取スーパーアドバイザーのSさんのご指導のもと、今週末23日(土)に、新たな砂金採取(場所・方法)に取り組みます。一般公開はしませんが、特に参加を希望される方はメールを下さい。時間、集合場所等をお教えします。皆さんと一緒に科学館作りと研究を進めていきたいと思います。

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2009年5月20日 (水)

砂金を掘るということ

私は砂金について、量を掘ることにはほとんど関心がない。全国の他の場所についても関心がない。ただし犀川の砂金の形態的特徴とその成因について思うところを裏付けるためには、他の場所の砂金も調べる必要があると思う。私が砂金を掘りはじめたのは、もう24年も前のことになる。授業中の生徒の一言「先生。金沢で砂金が採れるの知っとるけ?」というのが始まりだった。その後、色々な方と関わりができ、歴史の掘り起こし、砂金の採取と分析等をやってきた。この間の動きは、いくつかの雑誌や本、新聞等のマスコミにも取り上げられてきた。犀川の砂金には面白い形態的特徴があることが分かり、それは2006年に雑誌「サイエンス」に(先を越されて)取り上げられるようなことだった。これはきちんとした論文にしようと思いつつ、まだ実現していない。ここまでは、わくわくの連続だった。5年程度後をめどに「金沢・金の科学館」できちんとその中身を紹介したいと思っている。一人でできることでもなく、皆さんと一緒に研究等を進めていければと思う。私と関わりがあるかどうかは別に、犀川の砂金もたくさんの方が掘られるようになったようである。「金沢高校科学部」砂金採取のスーパーアドバイザーのSさんも、自らのBLOG「金沢の砂金堀り」で書いておられるが、マナーの悪い?砂金堀りの方もおられるとのこと。研究目的は別として、砂金堀りは許可を取らなければ、基本的に「盗掘」である。私も、草引き等で後を散らかしていないか、不安である。「環境保全」「砂金堀りの光と陰」等は常に意識していかなければと思う。雑誌「RikaTan」から「川で遊ぶ」特集で砂金取りを紹介して欲しいという依頼を頂いた。お引き受けしたが、この辺も内容に加えていきたいと思っている。

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2009年5月17日 (日)

ネット通販で物を買うということ

今回の蒸気圧の実験用「ラブメーター」と「水飲み鳥」はネット通販で購入した。私は時々この仕組みを利用するが、カード等は絶対使用せず、代金着払いにしている。ところが、今回問題が生じた。追加で申し込んだ「水飲み鳥」13個(これだと送料、手数料が無料)のうち1個が破損していたのである。置き場所に困らないようとりあえず3個だけ学校に持っていたうち1個がそうだったので大変困った。生徒達も<ネット通販は不良品が来ることがあるので信用できない>などというので、どうしたものかな?と思ったが、メールで購入先の「海猫屋」に問い合わせてみることにした。ここは仮説実験授業関係の科学おもちゃなどを扱っているので、信頼できるのではないかという思いもあった。「水飲み鳥」の値段も調べた中では一番安かった。さて、メールで問い合わせて1時間後にはすぐ返信メールが届き、状況を問い合わせるTELまでかかってきた。丁寧なお詫びと共に、代替品がすぐ送られてきて嬉しかった。「海猫屋」さんは信頼できるネット通販のお店です。皆さんも安心してご利用下さい。

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2009年5月16日 (土)

ボイルの法則

減圧沸騰にも使用する真空漬け物器の中に、先端を融かして封したシリンジを入れ、減圧してみた。シリンジ内には2ccと4cc空気を入れた。昨年末の安房塾で、たしか千葉の中台さんからたくさん頂いた物である。圧力を引いていくほどシリンジがふくらんできて面白い。風船を入れることもあるが、シリンジを入れると、中がどれだけの気圧になっているか計算できるのがよい。0.2気圧くらいまでは楽にいけることがわかる。シリンジと一緒に圧力計を入れてみたいといつも思うのだが、時計についたものなどは、そこまでの低圧が測定できない。なにかよいものがないだろうか・・・。Pisuton1 Pisuton2

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2009年5月15日 (金)

蒸気圧と水飲み鳥

エタノール、メタノール、ジエチルエーテルをくちばしにつけたとき水飲み鳥の動きがどんどん速くなるのは、とても面白い。蒸発しやすい、つまり、その温度での蒸気圧の低い液体をつけたときほど頭の部分が速く冷やされて、液体が吸い上げられ動きが速くなると説明した。ところが、蒸発しやすい液体は蒸発熱が小さく、速く蒸発してもトータルとしてエネルギーが多く奪われることになるのか良く分からない。しかもなぜ液体が吸い上げられるのか、水飲み運動が起きるのか、いくつかの理屈が組み合わさっているため、いまいちわかりにくいのである。生徒にも「面白いけど良く分からない」と言われてしまった。そこで問題にも良く出てくる<ジエチルエーテルを水中で試験管に入れ、暖めると水面が下がり、冷やすとまた水面が上がる実験>に切り替えてみた。試してみるのは、初めてである。試験問題等では水銀柱に下からジエチルエーテルを入れたりするが、試験管の水柱でよい。ただしジエチルエーテルが無色だと、水と同じ色で、入っているかわかりにくいのでヨウ素を溶かして色をつけてみた。ピペットで試験管の下から入れると、ジエチルエーテルが球状になって試験管内を上がっていくのもわかり、これも面白い。手で暖めるだけでも蒸気圧が上がって水面が下がるのがよくわかるが、ピペットでお湯をかけると水面の低下速度が速くなり、わかりやすい。氷で冷やすとすーっと、水面があがる。よく知っている実験でも工夫を加えてやってみると面白くワクワクした。この実験の方がシンプルで温度と蒸気圧の関係がよくわかるなと思った。早速授業でも扱ってみたのだが、どうだったかな?Eterl1 Teisi Atatame Zouka2

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2009年5月11日 (月)

ビタミンCの科学

今から6年前に科学部の生徒たちが発表した「ビタミンCの科学」について問い合わせを頂いた。ビタミンCは、酸化防止剤としても使用される。つまり還元力が強く、食品等が酸化されるのを阻止することができる。また強力な還元剤としても作用する。この性質を用いて、千葉の野曽原友之先生が銅の溶液から銅の鏡を作る「銅鏡反応」の実験を開発されたのだが、ビタミンCを用いて銀の溶液から銀の鏡を作る「銀鏡反応」には成功しておられなかった。「これに成功しましたよ」という発表だった。ポイントはビタミンCの量である。質問にお答えするついでに、このBLOGでそのときの発表用パワーポイントを閲覧できるようにできないかということで、このBLOGを書いている。大きいファイルなので添付で開けるようにはできないかな?うまくいきますように・・。「bitaminC.ppt」をダウンロード 「syasin.ppt」をダウンロード

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2009年5月10日 (日)

2009砂金採り

現役だけかと思ったら、OG2名、アドバイザー2名で14名の参加となった今年の砂金採り。いきなり新入生の高君がゲット!その後高君は3個をゲットし、この日の最多採取者となった。しかし他がダメ。これで今日は終わりかな・・と思っていたところにスーパーアドバイザーのSさんが、弟子?のNさんを引き連れて参上してくれた。これがいいという草や土を教えてもらえ、皆でかなりな数をゲットすることができた。Nさんからは砂金サンプルもたくさん頂いた。師匠のSさん共々「金沢・金の科学館」の金沢の砂金上流から下流までコーナーのサンプル採取と展示をお願いしたが、私も出来る限りサンプル採取に行きたいものだ。こういうことがあると、夢が俄然現実味を帯びてきてうれしい。Saisyutiten じっとしていてはだめなのだな。Sakinn Taka Sakinnsyuugou2_2

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2009年5月 9日 (土)

楽しい授業になりましたー過冷却と蒸気圧ー

ネット通販から水飲み鳥等も届き、早速それを使って今日の3,4限2時間続きの授業となった。1,2限はその準備にかかり切り。過冷却は①氷を多くする。②塩も多くする。③温度計の目盛り表示部分を外から読めるようにゴム栓で固定し、温度確認の際に不必要な振動を水に与えないようにする等の工夫を加えた。その結果、マイナス3℃まで過冷却となったところで、氷から取り出し、見事にブレイクする(一気に凍る)ことを観察できた。すごい!と言う声も聞かれ、満足!満足!。蒸気圧の方は2羽の水飲み鳥の口ばし部分にそれぞれメタノール、エタノール、ジエチルエーテルを駒込ピペットで順に滴下してみた。予想通り、動きがどんどん速くなり、とても面白いものになった。残念だったのは、ジエチルエーテルを滴下したときに動きが激しくなりすぎ、水飲み鳥がひっくり返って早速1羽破損してしまったこと。まあ仕方ないか・・・。やむなく追加注文をした。プラスチックのケースをかぶせるとケースの中が飽和蒸気圧(この時はメタノールを使用)になるにつれて動きが止まるのがよくわかった。これは渋谷幕張高校の先生方から教わった方法だが、飽和蒸気圧がよくわかり、とてもいいと思う。久々に、準備にいっぱい時間をかけた授業となった。自分自身、蒸気圧がよく分かった気がしたが、終わりに実験室を出て行く生徒からKareikyaku「先生。楽しかっOnndoたー!」と言ってもらえて嬉しかった。 Kareikayakubin  Zyoukiatu  Houwa

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2009年5月 8日 (金)

過冷却と蒸気圧

過冷却の授業で結局<パッチンカイロ>は入手できず、水を食塩を加えた氷で冷やして過冷却状態を作るという実験に切り替えた。ネット検索で方法を調べたつもりだったが、ものの見事に失敗!昨日の科学部でこれを成功させる実験に取り組んでもらった。結果は、その解明に見事成功。詳しくは科学部BLOGの方をご覧あれ。さて今日は蒸気圧の授業で使う<ラブメーター>の自作に取り組んだ。明倫のT先生も「作ろうかな?」と言っておられたが、メタノール、エタノールを封入したものが、授業で欲しいなと思ったのである(T先生ごめんなさい。これで発表はしませんので・・・)。部員達に簡単な原理を説明してから取り組んでいくのだが、今年は連日遅くまで実験を楽しんでくれ、なかなか皆、頼もしい。今日は、<エタノールを封入したラブメーター>作りに挑戦したが、この装置の課題がかなり明確になったところで時間切れとなった。明日は砂金とりの準備。明後日は砂金とり。今年はOB等からの参加申し込みがないので、自分たちだけになるのだろうか・・・・。来週からは、定期考査1週間前で部活はお休みとなる。<各種ラブメーター>の制作は21日からになるかな。

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2009年5月 6日 (水)

蒸気圧の授業と温泉湯豆腐

3年の化学Ⅱは状態変化(過冷却)と蒸気圧に入る。そこで使用しているのが、<ラブメーター>。九州の修学旅行で2個購入して持っていたのだが、ひとつ壊してしまっていた。そこで、ネット検索をしたところ100円ショップのダイソーにあったという情報を見つけた。今日Rabumetaの午後はあちこち探し回ったが、見つからない。結局、 ネット通販で購入することにした。ついでに同じような原理で動く<水飲み鳥>も購入。近日中に届くのが楽しみである。過冷却の実験に使用するパッチンカイロ(酢酸ナトリウムの凝固熱で暖まるカイロ)も探してみたが、これも見つからず、残念だった。ところが瓢箪から駒で面白いものが見つかった。豆腐を溶かしそうな温泉水のボトルである。温泉水で溶かす温泉湯豆腐は金沢滝亭等で実用化されていたが、ある事情からここしばらくそれがストップしており、温泉水も分けて頂けない状況で困っていた。それが、パッチンカイロを探しに入ったドラッグストアで豆腐が溶けそうな温泉水がいくつも売られていたのである。その一つが①<天然アルカリイオン水ー温泉水ー>。鹿児島県の温泉水とある。pH8.5でカルシウム、マグネシウム合計で10.5mg/L、ナトリウムを51.4mg/L含み、これは間違いなく豆腐を溶かしそうな温泉水である。もう一つが②<アルカリイオンの水>。pHは8.8~9.4で、マグネシウム合計で21.4mg/L、ナトリウムを6mg/L含む。豆腐が溶けるかどうかは基本的にpHとカルシウムマグネシウムの量で決まるが、実はナトリウムの量も関係する。これが多い方が豆腐が良く溶けるのである。すると①の方がよく溶けるという予想になり、これは興味のある実験となる。また市販の温泉水(ミネラルウォーター)で温泉湯豆腐が楽しめるとなれば、これは最高である。早速両方のボトルを購入し、実験と相成った。結果は予想通り!!写真の色合いでははっきりしないが、味も①の方がなめらかで美味しい湯豆腐となった。皆さんもスーパー等で探しておためしして頂ければと思う。授業については、あまり考えられなかったなぁ。

Onnsennsui Toketa

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2009年5月 5日 (火)

今年の砂金採りは5月10日に実施します。

どうなっているの?と思われている方もおられることでしょう。今年の新入生歓迎砂金とりと焼きそばの会は5月10日(日)11時から恒例の犀川貝殻橋下で行います。天気も大丈夫のようです。OBや市民の皆さんもふるってご参加下さい。参加費は焼きそば、飲み物代が500円。砂金とりだけなら無料です。このBLOGで申し込んで下さい。

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完成しました。フルーツ果汁、酢、イタドリ等で固める変わり豆腐に挑戦!

雑誌「食農教育」7月号の原稿「フルーツ果汁、酢、イタドリ等で固める変わり豆腐に挑戦!」がなんとか仕上がりました。今日は模擬試験の監督で登校。試験監督をしながらの執筆となりましたが、定期考査と違って休日の試験監督は少々気楽で、こういうことも出来るのがいいです。緊張感もあるし・・・。ここで原稿を公開してしまうのは少々まずいかも?ということで内容詳細は7月号をご覧下さい。科学部のみんなと作り上げたそれなりの力作ですよ。連休最後の明日は7日からの授業作りにゆっくり取り組もうと思います。BLOGの効果の一つにこうやって宣言して自分を追い込めることがあります。その結果はまた明日。これからの自分についても思うことがあり、少々考えたいと思います。

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2009年5月 1日 (金)

読売新聞に科学部紹介記事が載りました

4月30日付読売新聞北陸版のレッツ文化部というコーナーに金沢高校科学部の紹介記事が載りました。ちょうどフルーツ豆腐に楽しく取り組んでいるときだったので、よかったです。今年は積極的にマスコミ等も利用し、活動に研究に取り組んでいく予定です。「yomiuri_online.mht」をダウンロード

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