楽しい授業になりましたー過冷却と蒸気圧ー
ネット通販から水飲み鳥等も届き、早速それを使って今日の3,4限2時間続きの授業となった。1,2限はその準備にかかり切り。過冷却は①氷を多くする。②塩も多くする。③温度計の目盛り表示部分を外から読めるようにゴム栓で固定し、温度確認の際に不必要な振動を水に与えないようにする等の工夫を加えた。その結果、マイナス3℃まで過冷却となったところで、氷から取り出し、見事にブレイクする(一気に凍る)ことを観察できた。すごい!と言う声も聞かれ、満足!満足!。蒸気圧の方は2羽の水飲み鳥の口ばし部分にそれぞれメタノール、エタノール、ジエチルエーテルを駒込ピペットで順に滴下してみた。予想通り、動きがどんどん速くなり、とても面白いものになった。残念だったのは、ジエチルエーテルを滴下したときに動きが激しくなりすぎ、水飲み鳥がひっくり返って早速1羽破損してしまったこと。まあ仕方ないか・・・。やむなく追加注文をした。プラスチックのケースをかぶせるとケースの中が飽和蒸気圧(この時はメタノールを使用)になるにつれて動きが止まるのがよくわかった。これは渋谷幕張高校の先生方から教わった方法だが、飽和蒸気圧がよくわかり、とてもいいと思う。久々に、準備にいっぱい時間をかけた授業となった。自分自身、蒸気圧がよく分かった気がしたが、終わりに実験室を出て行く生徒から「先生。楽しかっ
たー!」と言ってもらえて嬉しかった。
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