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先日Xで採取した砂金等を金沢大学へ持って行き、走査型電子顕微鏡観察とエネルギー分散分析をやらせて頂いた。科学部の生徒達が自分の手で観察と分析を行ってみることが目的である。科学部OBの伊田君と元田崎研の河合君が指導してくれた。生徒達は初めての経験であり、楽しかったようである。EさんとT君は自分の採取した砂金を撮影と分析、N君はその操作を手伝った。私もXで採取したものの電子顕微鏡写真とEDXのデータを得ることができてよかった。砂金の電顕写真の周囲に写っているのは砂鉄であり、これもなかなか面白かった。伊田君、河合君、忙しい中、付き合 っ て頂 きありがとうございました 。
投稿者 管理人 時刻 19時30分 サイエンス | 固定リンク | 0
四ヶ浦先生、先日はお疲れ様でした。 例の「砂鉄」ですが、色々と調べたところチタン磁鉄鉱であろうと推定されました。(磁鉄鉱と呼んでも間違いなさそう) 「推定」と言ったのは、やはりX線回折(XRD)が鉱物同定の基本かなあ、という思いがあるからです。 もしあれが0.06mm (60μm)の大きさであれば、うちの研究室の実験装置でXRD測定が可能です。今思えば、その装置も見せれば良かったですね・・・
電子顕微鏡下で見た正八面体の外見は、結晶の大きさに関わらず常に見られることを、(できれば生徒さんも一緒に)ご確認ください。
http://www.dasabou.jp/155%20Magnetite.htm http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Magnetit.jpg
また機会があれば、大学に遊びに来てください。私も呼ばれたら高校にお邪魔するかもしれません?(笑)
投稿: 伊田 | 2009年6月 5日 (金) 05時16分
伊田君、わざわざすみません。結晶の電顕観察はきれいで素敵ですね。普通のオープンキャンパスと違い、自分のサンプルを自分で目的を持って調べるというのは、得られるものが全く違いますね。皆とても喜んでいました。金沢高校の科学部は、砂金一つでも、採取から分析まで、たくさんの方々に支えられており、ありがたい限りです。いずれもたくさんの負担をお願いすることになるので、いつもというわけにはいかないのですが、またよろしくお願いします。
投稿: 管理人 | 2009年6月 5日 (金) 07時01分
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四ヶ浦先生、先日はお疲れ様でした。
例の「砂鉄」ですが、色々と調べたところチタン磁鉄鉱であろうと推定されました。(磁鉄鉱と呼んでも間違いなさそう)
「推定」と言ったのは、やはりX線回折(XRD)が鉱物同定の基本かなあ、という思いがあるからです。
もしあれが0.06mm (60μm)の大きさであれば、うちの研究室の実験装置でXRD測定が可能です。今思えば、その装置も見せれば良かったですね・・・
電子顕微鏡下で見た正八面体の外見は、結晶の大きさに関わらず常に見られることを、(できれば生徒さんも一緒に)ご確認ください。
http://www.dasabou.jp/155%20Magnetite.htm
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Magnetit.jpg
また機会があれば、大学に遊びに来てください。私も呼ばれたら高校にお邪魔するかもしれません?(笑)
投稿: 伊田 | 2009年6月 5日 (金) 05時16分
伊田君、わざわざすみません。結晶の電顕観察はきれいで素敵ですね。普通のオープンキャンパスと違い、自分のサンプルを自分で目的を持って調べるというのは、得られるものが全く違いますね。皆とても喜んでいました。金沢高校の科学部は、砂金一つでも、採取から分析まで、たくさんの方々に支えられており、ありがたい限りです。いずれもたくさんの負担をお願いすることになるので、いつもというわけにはいかないのですが、またよろしくお願いします。
投稿: 管理人 | 2009年6月 5日 (金) 07時01分