印象に残る実験とは?
どうしたら点数が獲れるのか?その一点に価値が集中しているかのような今日この頃。そうはいいながらも伝えたいことは、たくさんあるのです。実験をたくさんやるのも(そのつもりなんだけど)そのため。ある進学クラスで、NO2の実験の受験問題を解いていたときのこと。「NO2を作る実験やったよね。」「??」「覚えてるよね。NOを試験管に集めといて、酸素を入れたら、色がぱーっと褐色になって、水がすーっとあがるやつ」「??」「覚えてる人」「3/12」「えー?!・・・」一つ一つの実験を覚えていることはないとしても、伝えたいことがイメージとして、使えるようになっていればいいと思うのだが・・・。一方で、たまに学校に来てくれる卒業生が、進学せずに就職しても克明に授業内容と実験を覚えていてくれて、感激したりすることがある。化学科へ進んだ卒業生がきっかけはNaで怖いことをやって、しかられたけど、それで面白いと思ったとか言ってくれて驚いたこともある。サイエンスを学ぶことは、勉強することで世の中のイメージががらっと変わる。見通しがよくなり感激!!という思いを味わって欲しい、それがわかる自分に自信を持って欲しい(これが一番)などと思っているのだが、まだまだ道は遠いのですね・・・・。
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