塩素を教室でつくる
2年生の化学はハロゲンに入った。塩素、臭素、ヨウ素の単体はいつもみせている。ヨウ素は試験管に入れ、綿栓をして加熱し状態変化をみる。試験管を傾けると重いヨウ素の気体が、すーっと流れるのが面白い。今回は、液体窒素の残り がたまたまあったので、塩素の固体、液体、臭素の固体も観察することができた。さて塩素であるが、教室で安全に発生させる方法として写真のようなことをやってみた。試験管に塩酸を入れ、糸で縛った花を試験管の中につるし、さらし粉を少量入れたゴム風船でフタをする。教室に持って行き、ここぞというときに風船の中のさらし粉を試験管の中に落とし込むと、塩素が発生し、花が漂白されるというものである。風船の中に二酸化マンガンを入れ、同じようにして加熱すると、こちらでも塩素が発生する。注意点は、風船を試験管にかぶせる際に風船の口が破れてしまうことがあること。塩素の発生で風船がふくらむと、ガス漏れを起こして大変なことになる(私はなってしまって困った困った)。私は演示でやったが、班で実験するのは難しいかなぁ。
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