2009年10月31日 (土)
12月23日の科学部研究発表会の参加申し込みが10月29日ということに気づき、あわてて要旨等の送付をすませた。今年は「①石川産砂鉄で良いナイフは作れるか?」「②(追試)自作ガイガー計数管の作成」「③共同研究・金属葉」「④ネオジム磁石で金属を見分ける方法の開発」「⑤紫キャベツ液で金属箔を見分ける」の5研究をエントリー。色々課題を抱えつつ研究を進めているが、①の砂鉄からナイフはテルミット反応がどうしてもうまくいかなかった。うまくいかないときには例によってアドバイスを他に仰ぐのだが、宮城の阿子島さんから、砂鉄の粒度が大きいと反応が進まないので、乳鉢ですりつぶし、細かくしてから反応させるといいことや、私たちのは砂鉄もアルミ粉も分量が多いこと等のアドバイスを頂いた。これで、この研究一歩前進。③の金属葉は小松高校との共同研究で、むこうの顧問の田口先生と情報交換しながら研究を進めている。ほんとは生徒同士が研究交流すればいいのだけれども・・・。11月13日は秋の実験セミナーで講師として⑤のベースになっている実験の考案者である京都の杉原先生が来られる。この時までに⑤の研究は目鼻を付けたい。②と④は自分で工夫することができ、私は文献や素材の手配等をしていれば進んで行くので、少々楽かな?皆、連日遅くまで、研究に取り組んでいるが、実験の合間に私の授業の実験を見てもらったりして、結構楽しくやれている。授業も、研究も前向きに進めたい。
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2009年10月29日 (木)
先日、金沢の航空宇宙少年団で実験とお話をさせて頂いた際に、皆さんに「金・ニセ金パック」を作って頂いた。これが好評だったようで、この時参加しておられたK先生から、「金・ニセ金パックを中国で紹介させて欲しい」という依頼がきた。金沢市英語教員海外派遣研修というので中国大連を訪れる際に、「金・ニセ金パック」を金沢の文化紹介として使いたいとのこと。一昨年金沢泉丘高校科学部が中国に行った際も、「金・ニセ金パック」が活躍をした。自分の作品が色々なところで役に立ってくれるのはとても嬉しいことである。久々に嬉しいお話だった。

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2009年10月28日 (水)
最近、元気が出ないときは、ムッシュさんのブログ「めざせ、幸せな生き方」を訪れることが多くなった。そうすると何か元気の糸口がもらえる。ムッシュさんも、元気がでないときに、子ども達との関わりの中で、元気が回復されることがあるのだそうだ。その時は子ども達を、とにかく褒めるのだそうで、すると相手も気分が良くなり、それがこちらに返ってくるということである。先週の月曜から、生徒指導の先生達と一緒に朝、校門に立ち、生徒達に挨拶するようにしている。「おはよう」の挨拶と共に一言二言会話することもある。ムッシュさんのように、いつも褒めることもできないが、この会話や挨拶が心地よく、いい気持ちになれる。課題山積ではあるが、前向きに乗り切ってみたい。
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2009年10月25日 (日)
金沢西高校のE先生から授業を見せて下さいという依頼がきた。「大したことをしているわけでもなく、みても参考になりませんよ」とお伝えしたが、そういう機会を頂ければ、こちらとすれば授業を意識的に準備でき勉強になるので、結局お引き受けした。さて、21日の木曜日に、色々準備して待っていたら、私の勘違いで次の週だった。その日は行事の関係で無理なので、11月19日ということになったが、どういうわけか明倫高校のT先生からも「お願い」が来て、こちらは11月5日にお引き受けすることになった。そのつもりで準備した先週の木曜日もあわせれば、都合3回、短期間に同一クラスの授業公開をすることになる。1時間の授業公開と違い、一単元を公開するようなことになり、今日の午前中は予定される金属元素の単元10時間分の授業案作成にいそしんだ。準備をしてみて、普段はずいぶん場当たり的な授業をしているということが実感できた。さてどうなるか、私は勉強になるが、期待はしないで下さいね。
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2009年10月24日 (土)
久々の連休、しかも2日とも好天の予報ということで、これは山に行かない手はない。2千メートル超は紅葉も過ぎているし、2千メートル以下にしようということで、選んだのが岐阜と富山の県境くらいに位置する人形山。登り4時間、下り2時間半で、槍、穂高、乗鞍から白山といった360度の展望が得られ、日本300名山や新100名山にも加わっているとの情報でここを目指すことにした。登り口も意外に近く、朝6時半に家を出、8時には登り始めることができた。平坦な道が多く、紅葉も見頃で快適だったのだが、晴れの予報が、最後まで薄曇りで大変、残念・・・。最後は膝痛もでて、快適に?マークがついたが、何とか持ちこたえて、ほぼコースタイム通り、3時には下山することができた。さて、少々できた時間を費やしたのが、行きがてら気になっていたムカゴの採取である。車をユルユル走らせ、黄色く色づいたムカゴのツルを見つけるたびに崖にとりつく様は、多分たまに山道で見かける山猿そのものである。とかなんとか言いながら夢中になること1時間。写真のようなものをゲットすることができて満足満足!!。帰路は銭がめ温泉を目ざし、刀利ダム経由の一般道を利用した。安いといっても浮いた高速代で入浴代が出、こちらも満足の一日であった。
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2009年10月23日 (金)
時節がら、就職試験や推薦入学試験の面接練習をすることが、多くなった。こういう指導をするときに、まず私がすることは、「なぜその学科にいきたいのか?」「なぜその仕事に就きたいのか?」ということ、<わくわくする部分>を話し合う中から引き出し、浮き彫りしていくことである。誘導的な場合もあるが、大切なことは「頭と手と心」「広い視野と深い専門性だよ」ということが、いつも共通しているかな。消防士、保母、デザイナー、研究者どれも皆同じ。「今の時期にこれをしっかり考えておくことは、後々まで意味がある。あの時そうしてよかった。今も力になっている」ということは卒業生諸氏からも承ることが多い。言葉を字面で思い浮かべるようでは、まずだめで、<わくわくする胸の内、入りたい、これをやりたいという熱い思い>をイメージで相手に伝えられるようになればいいと思う。この作業を生徒と一緒にしていくのだが、これが結構楽しい。最近ヒントをもらうことが多い「引き寄せの法則」にも通じるような気がする。
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2009年10月22日 (木)
最近よく訪れるようになったムッシュさんのBLOG「目指せ幸せな生き方」の中に「ザシークレット」というDVDの紹介があった。その中で語られていたのが「引き寄せの法則」である。これは<心の中で「こうしたい。こうなればいいな」と強く願ったことは、現実として引き寄せられ、実現する。同じように「こうなったらいやだ。こうなりたくない」というイメージも引き寄せられ、現実として実現する。幸せに生きるためには「こうなりたい。」とイメージ豊かに強く願うことだ>というものである。私には、よく実感出来る言葉である。無意識のうちにこの法則のように「こうしたい」と願ったことは、すべて実現できてきたような気がする。「こうしたい」と思うことは、プラスの努力を伴い、その思いが皆の幸せにつながることであれば、皆がその実現に協力してくれることが多い。逆にマイナスのイメージはほとんどプラスの努力を引き出さず、どんどんそちらの方向へ流されていってしまう。例えば科学部の研究などが結構うまくいき、皆さんに楽しんでもらえるような成果が出ることが多いのは、「この研究からこういうことがでてくるぞ。そうなったら皆さんがよろこんでもらえるぞ」というイメージを明確にし、生徒と共有しながら研究に取り組んでいるから、そして皆さんがそれに共感して助けて下さるからではないだろうか。そうやって「温泉豆腐」「元素のサンプル付き周期表」「手で持っても崩れない銀樹」「金赤ガラス」などが出てきたように思える。この法則は受験勉強でも当てはまりそうなので、昨日からその話を3年生の授業中にも紹介してきた。曰く「この問題を出来るようになりたい。わかったらいいなと強く思っているか?そうでない限りできるようにはならないよ。逆に出来るようになりたいと強く願えば必ずできるようになる」といって<引き寄せの法則>を紹介したのだが、これが思いの外、やる気を引き出すのに効果的だった。その日の授業は目の色が違った(ような気がした・・・)。更に今日になって「先生。引き寄せの法則本当でした!!」といってきた生徒が2人もいたのである。さてなんだろう?と思って聞くと、なんとこれが2人ともゲームセンターでの対戦型ゲームの対戦成績だった。「絶対勝ちたい!勝ってやる!!」と強く思って戦ったら、レベルが上の相手と戦っても連戦連勝だったということである。ただし最後は疲れて効果がなくなったとのこと。これに気をよくしてぜひ受験勉強に立ち向かってほしいものである。しかし、受験間近の3年生が、絶対こうなりたいと思うことが、ゲーセンでの勝利かよー!!
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2009年10月19日 (月)
中間考査が終わり久々の授業。2年生はアルカリ金属でNaを中心に扱った。酸化還元の授業でも持って行ったNaだが、再登場。なぜだかとても2年10組のみんなのリアクションがよく、楽しく授業をさせてもらえた。授業の中で、気持ちの交流が成り立ち、楽しんでもらえているようだととても充実感がある。次は2族にいったん入り、Naの化合物に戻る形を考えているが、一緒に楽しめる授業を続けたいものだ。部活動も再会し、こちらも今後の研究を再確認。それぞれの実験に向かっていったが、お互い協力しあう関係が成り立っているのがとてもいいと思っている。サイエンスを仲立ちに、サイエンスを楽しみ、自分も捨てたもんじゃない、あいつもなかなか面白いと認め会えれば最高!!
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2009年10月16日 (金)
小松仮説サークルのムッシュさんのBLOGタイトルである。最近、元気の出ない日々が続き、「ちょっとのぞいてみようか・・」と思い、久々に訪れたが、いっぱい元気をもらうことができた。自分もそうだったが、「職場の若い同僚にみせたら喜んでもらえるに違いない」と思い、いくつかコピーしてみてもらったら、ものすごく喜んでもらえた。こういう同僚が何人もいてくれるのも幸せなことである。<毎日更新、悩んだときは悩んだ時で、いつも前向き、ありのまま・・>というのがとてもよかった。名言の一つ一つが自らの教師生活で捉えなおされ、再発信されているのがいい。自分もがんばってやっていこうという気持ちをもらうことができて感謝!!ムッシュさん、ありがとう!!ぜひ皆さんも覗いてみてください。
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2009年10月14日 (水)
今年も金木犀の香りが秋の気配とともにやってきた。多くの人にとっては心地よいはずの香りも、私にとっては体調不良の原因となるようで、困ってしまう。このBLOGを遡ってみたら、2年前の10月にも同じことを書いている。おまけに今年は、披露宴で頂いたユリの花の花粉と香りが輪をかけたようで、絶不調になってしまった。マスクをしていたら、生徒が「インフルエンザ??」と聞いてきたので「金木犀の香り・・・」と答えたら、「僕もです。鼻水が止まりません。」という答えが返ってきてびっくりした。体調不良の記事は備忘録、健康管理の記録として書いているのでご容赦を!
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2009年10月12日 (月)
今日は式に来てくれた妻の姉夫婦と一緒に医王山を超え、福光へ向かった。夕霧峠からは剣、立山、槍、穂高が一望でき、気持ちが良かった。福光は萱笑という蕎麦屋へいくのが楽しみなのである。姉夫婦にも喜んで頂けて良かった。さて午後の4時過ぎから思い立って一人でムカゴを探しに出かけた。まだ早いかな?とも思ったが、首尾良く見つけることができ、嬉しかった。昨年考えたカサが活躍!!逆さにしたカサの中にムカゴがボトボトという音をたてて集まってくる。子どもの頃、魚が集まった四つ手網を引き上げる興奮を思い出させる。これからの季節、しばらくは楽しめるかな?
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2009年10月11日 (日)
3連休の中日、11日。息子の結婚式、披露宴があった。親戚の皆さん、学童保育とその後の仲間達、職場の皆さんに集まって頂き、小さい頃からたくさんの方々の輪の中で育てて頂いのだということを実感した。最後に父としての挨拶をすることになったのだが、28年前、私たち夫婦が式を挙げ、8年前に他界した父が親族代表の挨拶をしてくれたことを思い出していた。月日の経つのはあっという間だな・・・。
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2009年10月 9日 (金)
学校も休校になった台風18号。四国と紀伊半島の間を通る、石川には大きな被害をもたらす伊勢湾台風、室戸台風とおなじようなコースが当初予想されており、とんでもないことになるのではないかと心配した。名古屋、知床の娘達にも被害はなかったようで、ほっとしている。3連休は台風一過で、良い天気みたいで、こちらも一安心。
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2009年10月 5日 (月)
2009年10月 3日 (土)
土曜日の化学サロン。数日前に思い立ち、科学部員4人と一緒に参加させて頂いた。そのうち3人が自分の研究について発表し、アドバイスを頂けるという貴重な機会となった。私は金箔電極他を紹介させて頂き、サンプル付き周期表他いくつかの教材を参加者にもらって頂いた。以前紹介した金箔で酢酸鉛を電気分解した際、陰極には鉛樹がとてもきれいに析出する。陽極の金箔が変色しびっくりしたが、これはおそらく酸化鉛の析出。縞模様になるのが面白い。会場でもご意見を伺ったところ、金大の鈴木先生からも酸化鉛という意見を頂いた。判別の方法も言って頂くという失礼なことをしてしまったが、我々の判別方法は過酸化水素水の分解をするかどうか。鈴木先生はシュウ酸等の還元剤との反応と言われた。こういう意見の交換を生徒とともにして頂けるのは、一緒にサイエンスを楽しむということが実感でき、とてもいいことだと思う。この他にもたくさんアドバイスを頂けた。都合で1時間半で退席せざるを得なかったが、貴重で楽しい一時を経験させて頂いた。お世話頂いた鹿野先生、参加して頂いた諸先生方、ありがとうございました。
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2009年10月 1日 (木)
10月に入り、今日から衣替え。といってもしばらくは移行期間で皆が冬服に一斉に変わるわけではない。しかし3年生は、本日卒業アルバムと受験用写真撮影で全員冬服登校となった。写真撮影は、卒業に向け、また暦が進んだことを実感したひとときだった。
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Sの化学は結構楽しめる。2年生の授業だが、Sの同素体の実物もきれいだし、S8の分子模型も作ってある。硫化水素の臭いで、はいまや入手不可能にありつつある610ハップが、いい教材になる。卵の中の硫化水素の分布は、銀の板をゆで卵に差し込んでみると面白いのだが、今回は時間不足で入れられなかった。そのうちやれるかな?濃硫酸の性質も、溶解熱は水に濃硫酸、脱水作用は角砂糖に濃硫酸、不揮発性は塩化水素の発生と続けていける。楽しい雰囲気にはなるのだが、さて定着は・・・・・?
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