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2009年11月29日 (日)

晩秋の医王山

我が家の紅葉で十分とか強がっていたら、どうしても山に行きたくなってしまった。天気予報はなんとか持ちそうなので、近場ということで、Iouzen1 Iouzen2 医王山へ出かけてみることにした。出発10時半で11時には登山開始。しがら首登山口から登り始め、覗から、トンビ岩、白兀山と一回り。約3時間で晩秋の医王山を楽しめた。このコースはまるで箱庭のよう。こんなに手軽に楽しめる山だとは思わなかった。登りがてら、来週からの日々を色々考えた。2年生は水曜から試験。1,3年は試験一週間前となる。部活動は残念ながらお休み。できることを一歩ずつ進めたい。

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我が家の紅葉

朝起きてみて、カーテンから朝日と共に差し込んでくる我が家の紅葉がなかなか素晴らしいことに気がKouyou3ついた。遠くまで出かけなくても十分美しい紅葉が楽しめる。外からみたらどう なっているかは非公開。秘すれば花とかとも いうしね。

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2009年11月28日 (土)

今日の一日

化学研究発表会も近いが、試験前で部活もお休み。先週の連休もインフルエンザ対策もあって部活ができず、少々困っている。さて、今日は2年生の期末試験を作ってしまう予定。あとは、RikaTanの記事につける筆者プロフィールを書いたら、近場の紅葉でも散策に行きたい。天気はいまいちだけど。

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2009年11月27日 (金)

この1週間

しばらく更新ができなかった。これは最近の気持ちの問題で、元気のないことは書けないような気がしていた。この1週間<朝は玄関前で登校指導。授業は受験指導。部活は試験前1週間で、基本的にお休み。>といった毎日だった。本校は8時半登校を指導しているが、なかなかできない生徒に対するお話を毎日したりしていた。まあ、こちらのほうは少しは効果があったようで、次?に進めそうである。この他にも、色々あったが、今日は同じ教科の同僚と、模擬試験対策などについて、話したり意見をもらったりしているうちに元気が出てきた。来週も一つずつ、一歩ずつですね。

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2009年11月19日 (木)

西高のEさんが参観にこられたこの日、扱った内容は銀。科学部で扱ってきた銀の固まり60gと金の5gバーを持って行き、「いくらだと思う?この銀ちょっと汚れているよね。きれいにするにはどうしたらいい?」というところから授業に入った。<電気分解で陽極が溶け、陰極に析出すること>を実験で確認し、「溶けてイオン化した銀を沈殿させるには?」ということで塩化銀、酸化銀、硫化銀の沈殿。さびた銀をきれいにする方法<ガスバーナーで加熱>を紹介。ゆで卵に銀板を差し込んで、白身に硫黄分が多いことを確認。できた硫化銀をガスバーナーで加熱してきれいにする。という風に進めていった。しかし、電気分解での析出の実験で、陰極を炭素棒や銀線にしたら小さくてよく見えなかった。銀の色もきれいに出ない。授業後、Eさんとお話しして、<金箔電極にすればよかったな>と思った。早速、次の時間は、24金箔電極の登場と相成った。金の表面に銀が出、電池(9V乾電池)の極を変えると、付着した銀が反対側に移り、こちらのほうが、ずっときいれいである。ところがいつまでたっても金板のどちらかに銀がついたままできれいにならない。「さてどうしたら、これがとれる?」ということで、硝酸が登場。金がさっと輝きを取り戻してくれた。その後は「ここに銀が溶けていることを確かめるには?」「塩化物イオンやアンモニア水」という展開になった。授業を見ていただくことで、マンネリ?からすこしでも脱却できるのがいい。Eさん、ありがとうございました。

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2009年11月17日 (火)

サランラップを加熱すると?

合成高分子(熱硬化性樹脂と熱可塑性樹脂)の授業で、ポリエチレンラップとサランラップ(ポリ塩化ビニリデン)の見分け方を扱ったところ、指が猛烈に痒くなり、困ってしまった。最近薬品を扱うとそうなることが多い。さてその原因として、サランの加熱に思い至った。次の日そのことを授業で扱ってみた。私「昨日指が痒くなった原因だけど、サランラップを加熱したときに悪いものが出た可能性があるなと思った。何だと思う?」生徒「ダイオキシン」私「それだと癌になってしまうなあ。ひょっとして塩化水素かな?と思ったんだ。塩化水素ならどうやって確かめる?」生徒「アンモニア水かな?」「それもあるね。塩化水素なら、水にいれたら何性になる?それを確かめる試薬は?」生徒「酸性だからメチルオレンジかな」。私サランの構造式を書いて「ここから塩化水素がとれたら何が残る?」生徒「炭素かな?」私「そうだよね。そう思って、さっき試してみたんだ。ここでもやってみるね。」試験管の中にサランを入れ、蒸し焼きにして発生する気体をアンモニア水を近づけると、もうもうと白煙があがり、なんだかうれしい。その気体をメチルオレンジを滴下した水の中に入れると、さっと赤色に変色して、酸性の気体であることがわかる。蒸し焼き試験管の中のサランは炭化して真っ黒になり、やがで水が逆流して、入り込んだ。私「なかなか面白いよね。たぶんこの塩化水素が私の指を刺激したんだよ。いつも手袋をしないとだめだね」といった授業になった。私なりに面白かったのだが、サランの加熱は細心の注意がいることが、よくわかった。しかし体は大丈夫かなぁ。

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2009年11月15日 (日)

飲める指示薬マロウブルー

もう20年近くも前にあつかったテーマだが、書くからには、なにか新しいことを加えたい。色々実験を重ね、今日は朝から「RikaTan」の原稿書き。なんとか4時に仕上げることができた。その間学校に忘れ物をとりに行ったり、ヤマダ電機にカメラのアダプターを2回も買いに行ったり、いつもながらのどたばたした時間が費やされ、とても疲れてしまった。それでもなんとか仕上げることができ、ほっとしてこのBLOGを書いている。今週は部活も研究ができる正念場の1週間となる。2年生の修学旅行が今年は12月初旬に入っているため、その時期できていた最後の追い込みができないためだ。週末の連休も別の予定を入れてしまったため、部活には使えない。木曜日には西高校のEさんが授業参観にこられるし、気の抜けない忙しい一週間になりそうだ。やることがたくさんあることは幸せなこと?で、なんとか頑張りたいのだが・・・・。

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2009年11月14日 (土)

今日も一日研究、研究

昨日は3時まで高文連の講座の後、金沢大学で砂鉄と金属葉の分析と観察をおこなった。終了したのは、午後7時。野村さんの砂金の分析もおこなったが、とても興味深い結果がでて嬉しかった。こうなると疲れも心地よいものになる。今日は朝9時から夕方4時まで、12月23日の発表会に向けた研究に取り組んだ。私は彼らの実験のアドバイスと並行して、雑誌「RikaTan」1月号の原稿「飲める指示薬マロウブルー」の原稿を書いていた。4時から、原稿を書いていて気になったマロウの実験を再度試してみたのだが、とても面白いことが、いくつもでてきた。部員のEさんが議論と実験に付き合ってくれたことがありがたかった。そこから6時までの2時間でマロウを熱湯で入れると、きれいなブルーがあっという間に退色してしまうこと、その原因の解明、およびその防止法の解明等ができた。ゆったり実験に取り組むことの必要性を確認できた貴重なひとときとなった。

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2009年11月13日 (金)

秋の実験セミナー

この時期、恒例となった高文連秋の実験セミナーが開かれました。今年は二水高校を会場に90名余りが参加。講師として、京都の杉原和男先生、埼玉の菅野彰先生をお招きしました。私は前日夜の講師の先生方との交流会も楽しく勉強になるものでした。講座はどちらも素晴らしい内容で、生徒達も大満足。杉原先生のお話「ランプと電球の歴史」は年末の安房塾で伺っていた内容もありましたが、まとまってお聞きすると、科学が明かりの歴史を開いてきたことが実感できる素晴らしいものでした。菅野先生のお話「食べ物は細胞か細胞が作ったもの」というものは、顕微鏡観察を含めた内容が細胞で一貫しているのがよかったです。両先生ありがとうございました。Sugihara Emura Kannno

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2009年11月10日 (火)

浅野川の砂鉄を頂きました

金沢高校科学部の砂金採りアドバイザーの一人である、野村祐介さんから、浅野川の砂鉄を頂きました。私たちが、金沢産砂鉄の入手に苦労していることを、このBLOGで知り、砂金採りの合間に集めて頂いたようです。今週末に金沢大学で分析をやってみる予定ですが、これで部員の研究の一つ「石川産砂鉄で良いナイフは作れるか?」が大きく前進しました。このようなことを気にかけて下さる方がおられるということは、本当に幸せなことです。野村さんからは、彼が採取された犀川産砂鉄を鋳つぶしたものの分析を依頼されました。純度の高いはずの金沢産砂金が銀色になっており、こちらのほうも、分析がとても楽しみです。野村さん、ありがとうございました。結果を楽しみにお待ち下さい。

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2009年11月 8日 (日)

たった3個!?今年の柿

和倉温泉で開かれた仮説の研究会から帰ってきたら、妻が「今年は柿が3個しかなっていない。鳥が狙うかも知れないから早くとろう!」とかいう。大豊作だった昨年の裏年で、ホントに3個しかないのにはびっくりした。その分3個とも大きくて立派だった。脚立をたてて収穫したところ、一個がすでに鳥につつかれているではないか!この程度ですんでよかったと思ったが、後日を楽しみに残しておいたのであろう、鳥さん、残念で・し・たー!!ゴメンナサイね。甘くてとっても美味しかったです。Kaki

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2009年11月 5日 (木)

アルミは酸にも塩基にも溶ける

いつもは試験管に中にアルミ片を入れたりしてすませているこの実験。今年は、次のようにやってみた。①太めの試験管2本を用意する。これに水を入れ、一本にはフェノールフタレイン、もう一本にはメチルオレンジを垂らしておく。②細めの試験管にアルミホイルをかぶせて試験管型の筒をつくり、先の太め試験管の中にアルミ筒を入れる。③このアルミ筒の中に2モル/LのNaOH溶液と塩酸をそれぞれ入れ、様子を見る。④1~2分で反応が始まり、試験管から蒸気が上がる。その直後位にアルミの底が抜け、フェノールフタレインとメチルオレンジが変色する。という具合。かなり印象的に酸にも塩基にもアルミが溶けることを演示することができたと思っているのだが・・・・・どうかな?Arumi

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2009年11月 3日 (火)

ごま油とマロウブルー

最近、寝ても覚めても授業や部活のことが頭から離れない。授業参観を受け入れたこと、12月の生徒研究発表会が近づいていること、3年生の成績向上などの外的要因が大きいが、そういうものがないと長年の授業から変化できないのがよく実感できる。しんどい面もあるが、充実感もあり、なかなかこの状況が気に入っている。さて3年生の脂質の授業で、ごま油の抽出がやりたくなった。かなり前のことになるが、ごまをすりつぶしエーテルでごま油を抽出したらとてもよい香りがしたことを思い出したのである。エーテルはあまり使いたくないが、あの感激を味わって欲しいほうが勝ってしまった。昼ご飯を食べた後、ごまを持って学校で出かけた。いそいそと乳鉢でごまをすりつぶし、エーテルを注ぎ、ドラフターでエーテルを蒸発させたが、なぜかごまの香りが残らない。なぜだろう?ごまは煎ったほうがいいのだろうか?白ごまでなく黒ごまのほうがいいのだろうか?とにかくこの実験は明日またやり直しである。マロウブルーはリカタン1月号の原稿準備である。科学部のみんなと色々実験をし手煎るうちに泉丘の垣内さんから頂いたマロウブルーがなくなってしまった。売っているところをネット検索で探してみたところ、金沢の近くでは宮子農園というところで売っていることが判明。農園ならついでに種か苗を買ってこようと思ったが、売っていたのはハーブティのみで、種等は入手できなかった。マロウブルーは20gで1000円近くもした。こうなるとなんとか入手して庭に植えたいものである。また新たな展開がありそうかな。

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