マロウの実験
昨日は、午前中は学校で授業。午後から生活化学実験研究会に出かけた。もうすでに、雑誌「RikaTan」に入稿をすませた「マロウブルーで酸アルカリ」の原稿を持って行き、皆さんに実験を見て頂いた。今回の原稿の売りは<マロウブルーは萼をつけたまま熱湯をそそぐと、すぐにブルーの色が退色してしまうこと。萼をはずして花びらだけで抽出するとそのようなことがないし、お湯の温度を下げると退色がみられないこと>から、<熱湯を注ぐと萼から発色を妨げる成分が出ているのではないか>と考えたことが一つ。もう一つは<アルカリ源として、落ち葉や、番茶やマロウの萼を焼いた灰を用いると良い>ということである。科学部の生徒達と楽しみながら検証していき、家の台所でも確かめて「これで良し」とした。ところが、「煮沸すると色素が分解するんじゃないか?」という意見が出てきて、試しに色素を水出ししたものでやってみたら、色が薄れてしまった。これにはとても困り、原稿の修正をしなければならないかと思った。編集長の左巻さんにTELを入れ、その旨を伝えたところ、「訂正をメールで送って」ということになった。しかし、どうしても気になり、台所で実験をやり直してみた。結果は、私が送った原稿で正しいというものだった。今度は煮沸しても色が退色しなかったのである。水出しでも発色を妨げる成分が溶け出しており、煮沸することで作用するのかもしれない。ほっとしたものの、マロウは本当にデリケートな素材で、まだまだ研究の余地がある。興味のある方は「RikaTan」1月号をご覧になって欲しい。発売後しばらくしたら、このBLOGでも紹介しようと思う。さてこの日はサークルと飲み会が二つ重なり、小松の仮説のサークルに参加できなかったことが残念だった。飲み会は楽しかったが、今日は二日酔いで一日ダウン。まったく成長が見られないところが情けない。
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