いつまでもデブと思うなよ
正月ぼけで太り気味とはいえ、私がこんなタイトルの本(岡田斗司夫著)を買って読むとは思わなかった。購読している雑誌『たのしい授業』2010.1月号に読書アンケート2009という特集があり、その中に表題の本が紹介されていた。この特集は、この本の読者がこの一年に読んだ本のうち5冊を選んで、その書評とともに紹介するという企画で、中々面白かった。この本の書評をそのまま紹介すると、
「ダイエットは我慢したり苦しいことに耐えたりして達成するものではなく、「面白い」と言い切る本書はまさに目から鱗ものです。最初は食べる量をただただ記録するだけ。いわゆるレコーディングダイエットです。著者は5ヶ月、食事制限を一切せずひたすら記録だけ続けます。そしてそこから「統計的事実」が見えてくる」カロリー計算をして、制御して、体の声を聞きながら、変わっていく自分を楽しむ・・・そう楽しくないと続かないのです。楽しいことは続けられるから効果を上げるのです。それが心底納得出来る本です。」評:藤巻深雪。
6月からの登山に備え早めに体重を落としておこうという思いもあった。それ以上に感じたのは、私は食べ物や授業の実験で体調が悪くなることが多く、それを克明に記録しておけば、なんとなく分かっている体に悪いことを明確に出来、体調をコントロールしやすくなるのではないか、その参考にならないかということである。さて、その読後感。この筆者は、「カロリー計算なんて簡単!コンビニの食品やファストフードはほぼカロリーが表示されている。これで年間の摂取カロリーはほぼ計算できる」というが、この人、コンビニ等の利用がすごすぎる(ほとんど毎日)。私はコンビニ弁当はまず買わないので、こんな計算は無理!。まあ、それなりに面白く、食べ物のレコーディングをやってみようかという気にはなった。しかし、それほど太っていない?と思っている私でもこのタイトルの本を買うのは少々気が引けた。ほんとに太っている人には買いにくいだろうなぁ。
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