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2010年2月 8日 (月)

一歩を越える勇気

年明けのいつだったか?NHKで7大陸の最高峰のうち、6つに単独無酸素登頂を果たし、最後のエベレストに今年10月、再チャレンジする若き登山家<栗木史多(くりきのぶかつ)>さんを扱った番組があった。その時は「こんな冒険家もいるのか。でも初海外登山がマッキンリー単独無酸素だなんてめちゃくちゃだなぁ」等と思って、何気なしにながめていただけだった。先日、職場の若い同僚から、「彼の講演が富山であるけれど、聴きに行きませんか?」というお誘いを受けた。そんなに興味があったわけではなかったが、誰かと一緒にそういう話を聴くのもいいかなと思い、行ってみることにした。「きっとたくましい青年で、夢に向かってがんがんいくタイプなんだろうな」と思っていた。しかし違った。司会者に促され小走りに舞台に現れたのは、身長160cm足らずの小柄でかわいいお兄ちゃん?だった。お話にも悲壮感がない。さらさらっとお話が進んでいく。その時購入した彼の著書「一歩を越える勇気」の中身とあわせて紹介する。彼は中学時代は<球が自分の処に飛んでこないように願う>野球部員だったし、高校時代は<痛い思いをしないで早く試合を終わりたい>空手部員だった。高校卒業時には別段、夢も希望もない普通の少年で、ついた仕事も牛丼屋のバイトだった。その後ニート同然の生活に陥った彼が、<振られた彼女が登山好きだった理由を知りたい>という単純な想いから、登山を始めた。そして一歩を踏み出し続けるうちに、多くの人にサポートされ、世界が広がっていった。数々のチャレンジを経て、彼は「自分にはエベレスト単独・無酸素登頂という大きな夢がある。しかし、それをやり終えた後も、人に元気や希望を与えて、そのすばらしさを世界中に伝えていくという自分の使命は変わらないだろう」と語る。明るい調子で語られるエピソードは<人間は皆、そんなに変わらないのだ。自分も頑張れば、なにかやれるかもしれない>という希望を与えてくれるものだった。一緒に話を聴いたY先生は、彼と同い年の27歳で、やはり感じるものが多かったらしい。その後の車の中で、たくさんのお話ができたことが良かった。早速、この日のことを翌日の学年集会で3年生に紹介した。彼らも、受験などで最後の正念場を迎える。最後まで諦めないで、一歩を踏み出し続けて欲しい。そんな思いをこめてお話することができた。一歩を踏み出して講演を聴きに行って良かった。

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