サイエンス三昧!?の一日
昨日は朝から科学部で、鉄作り、真ちゅう金メッキ、銀の結晶作り等々を部員達とやっていた。皆さん、真ちゅう金メッキのベースになる銅線での針金細工に夢中になっていた。阿子島法による鉄作りは、本当に簡単に鉄が作れる。その鉄を、阿子島さんはキーホルダーにまで加工しておられるのだが、私たちがまねしようとしても、出来た鉄が固くてなかなか加工が難しかった。その辺を阿子島さんにお尋ねしたところ、<鉄を焼き鈍しすることが大切>というアドバイスを頂いた。早速試したみたところ、確かに加熱後、除冷することを繰り返すことで延びやすくなり、金槌でたたくと拡がるようになった。しかし、まだ阿子島さんがやっておられるようなキーホルダーにするまでには薄く出来ていないし、ドリルでの孔空けもできていない。しばらく部活はお休みなので、この辺は新学期の課題である。その間、それぞれで準備を進めることになる。さて午後は、金沢こども科学財団を会場に開かれた生活化学実験研究会でこの実験をみてもらった。皆さん、アルミ箔から作る粉末と砂鉄を適当に混ぜ合わせ、花火で点火するだけで鉄ができるこの方法にびっくりしておられた。阿子島さんは、この実験を東レ理科教育賞に応募されたのだが、なぜ受賞できなかったのか不思議なくらい素晴らしいものだと思う。私は新学期、化学Ⅱの活性化ネルギーのところで、この実験を使う予定である。この日の夜は「れのん」で生活化学の懇親会。一日中サイエンスの幸せな?日だった。
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コメント
アルミを使った製鉄法、興味深く拝見しました。
しかしながら、机が近くの冶金屋に話したらあ
たりまえと言われてしまいました。それと、硬
いのは当然で加熱して鍛錬して、アルミナをた
たきださないとやわらかくならないと言われま
した。
当方も冶金屋のはずなのですが。
投稿: 沖の清水 | 2010年4月 6日 (火) 17時21分