キッチンでニセ金つくり その2
山形の鹿野さんが原案のこの実験。今日は、課題であった落ち葉を煮詰めて電解液を濃くして用いることに取り組み、ある程度うまくいくようになった。濃度がポイントの一つである。但し、落ち葉を灰にし、煮詰めるまでの作業が大変で、とても<キッチンでニセ金つくり>というお手軽な風情ではない。そこで、鹿野さんには、<うまくいかない>といわれた物質Aでやってみた。どうかな?と少々期待しながら、科学部員たちとやったのだが、なんとうまくいった!。思わず歓声があがったが、これで手軽に入手できるAから、この実験が楽しめることになる。原則が明らかになったら、次はもっと簡単に、楽しく市民でも生徒でもできるように改良していきたい。亜鉛の入手も課題の一つである。<金の科学館>はそのアイデアの考案者、改良者を明示していくことが方針の一つ。<なんのための実験か?どんな意味があるのか?>と常に問い続けて実験開発に取り組むことは、学校教育のみならず、もっと広い意味でも大切なことではないかと思っている。この実験も小松仮説サークルに持って行き、みてもらった。ここ3ヵ月連続で、ここに顔を出さしてもらっていて、いい励みになっている。
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