2010年6月30日 (水)
この間の記事についていくつかコメントを頂いた。とてもうれしい。その中でトッキーさんから「脱酸素剤の仕組みを教えて」というものがあった。質問もとてもうれしい。で、脱酸素剤は、鉄粉が酸素と結びつく力を利用して食品の袋の中から酸素を除くという仕組み。密封されている冷やし中華のような食品の袋なら、あんな小さな脱酸素剤中の鉄粉でも結構長期間、酸素を除けるのだろう。トッキーさん、三菱ガス勤務の息子さんにも聞いてみて教えてください。ところで、同じ仕組みを利用しているのがホカロンのような化学カイロ。どちらも鉄粉と酸素の反応である。これに関して、今でも気になっている実験を一つ。鉄粉をガスバーナーに入れると、線香花火のようにきれいな火花がでる。これを「鉄粉が酸素と反応している」と理科のサークルで話したら、「それは鉄粉が加熱されて光っているだけじゃないの?」といわれたことがある。でも未使用のホカロンを開封してガスバーナーに粉末を入れると線香花火のようになるけど、使用済みホカロンだとあまり光らないですよ。だから、やっぱりあれは、鉄粉が酸素と反応していると思うのだけれど・・・ね。この実験、脱酸素剤でもやってみよーっと。
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2010年6月29日 (火)
どうやら、最近、私の体に合わないのがこの二つのお酒。日本酒でも特に生酒がだめのようである。ほんの杯2杯くらいで、アレルギー症状が悪化してしまった。パンでも天然酵母パンがダメだったりするので、その辺と関係があるのか?お酒でもウィスキーや焼酎は比較的大丈夫で、ハイボールやチューハイをいただく毎日である。「気をつけて実験してみようかな?」とか言っていたら、妻が言うには、「その日に限らず、飲み過ぎ!質より量の問題!!」だそうな・・・。それはあまり実験する気になれません・・・・・。
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2010年6月28日 (月)
狭いながらも我が家の庭には、食べられる実のなるものがある。その一つがビワ。子ども達が小学校に入学した頃、自分たちで食べた種を植えたのが大きくなった。この季節になるとたくさん実をつける。さて「もう少し熟してから」などと思っているうちに、たくさんあった実がなにやら少なくなっている。よくみると木の下にはたくさんのビワの皮が落ちている。犯人は我が家の軒下に同居しているスズメらしい。梅も柿も、ブルーベーリーも食べ頃は、虫や鳥との競争になる。これも一つの風物詩だな。
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2010年6月27日 (日)
今日のお昼はリクエストにより冷やし中華となった。麺の他、ハム、卵、キュウリ、トマト等々を買い出し、袋を開封して脱酸素剤を取り出し、麺を茹でる準備をしていたところ、「この乾燥剤、なにか熱い物の上に置いた?」と妻が聞いてきた。「とっても熱いよ」というのでさわってみると確かにすごく熱い。たぶん、酸素の少ない袋の中から、酸素豊かな下界にでて、急に反応したのだろう。「これまでそんなこと、なったことないよ!」とか言うが、それはよほど効き目の切れた脱酸素剤が入っていた、つまり賞味期限切れの食品をよく使っているということではないだろうか・・・・・。よくみると脱酸素剤の袋には発熱する旨、書いてありました。新鮮な麺で作る冷やし中華は美味しかったですよ。
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2010年6月26日 (土)
何が違うのか、今ひとつ分からないが、今年は生徒との関係が楽しい。これまでも楽しかったのだが、今年は何かが違うような気がする。学年主任が終わり、肩の力が抜けたのか、それとも違うようだ。授業でも未だに試行錯誤の日々なのだが、こちらもいい風に回っている。生徒との関係では、多分、ムッシュさんのブログ等から頂く言葉が力になっているような気がする。今日も、終礼後歩いていると、昨年授業を持っていた3年生の女子数人と出会った。「うわー!先生!久しぶりぃ」などというので、こちらも嬉しくなり、「久しぶりやなぁ。今、元気もらったぞー!今日学校へ来てよかったー!」などという会話を交わす時間が流れた。本当にそう思うのだが、言葉に出してしまうと、その気持ちを共有出来るようになり、幸せな時間を共有出来るようだ。ぜひ<目指せ幸せな生き方>を覗いてみて頂ければと思う。その後は4時頃まで質問に答えたりして、土曜日の午後を過ごした。今日、保護者懇談会のお知らせを配布したが、懇談会では「いいことしか言わない」と宣言してしまった。幸せな時間を共有出来ればいいと思う。不惑というのは40歳を言うらしいが、50代半ばでも多惑、多感の毎日である。
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この間の日曜日、桜生水にまたまたお水を汲みに行った。今度は10㍑タンク2本に2㍑ペットボトル2本。現地に近づくにつれて雲行きが怪しくなり、雷が鳴ったりして大雨となってしまったが、実家の様子を見に行ったりして時間を過ごし、無事お水を汲むことが出来た。今回は量が多いので、この一週間、色々試すことが出来たが、紅茶も緑茶も美味しい。知り合いにも進呈したら、「お茶の葉の開きが違う。味が違う。美味しい!」と感激された。何が違うのかますます気になる今日この頃。明日また汲みに行ってこよー。
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2010年6月25日 (金)
3時半キックオフということで、その時間に起きようかな?と思ったのだが、起きたのは4時半。2対0で勝っているではないか!ちょうどハーフタイムだったが、そこから5時半の試合終了まで見てしまった。応援する人も一生懸命で盛り上がり、そういうことがいっぱいあるというのは楽しくていい。勝って良かった。また次の楽しみが出来た。終了後寝直し!あさのホームルームで聞いたら、見てたのは3分の1ほどだったかな?そんなもんかねぇ。
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2010年6月24日 (木)
夏至が過ぎた。それまでは長くなっていった日が、これからは短くなっていく。なにか寂しい。が、また別の楽しみがある。で、<そろそろいるかな?>とホタルを探しに散歩に出かけてみた。我が家の近くの用水で、毎年ホタルが楽しめるのだ。ここしばらくずいぶん数が少なくなっていたのだが、今年は??「いました。いました。」10m程の小さいスペースに20匹程が光を放って飛び回っていました。静かに手に納め、写真を撮らせて頂いたのだが、初夏の楽しみですね。
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そのその昔。私がまだ学生だった頃。ゴキブリのことを調べていたことがある。そのときのお話。ゴキブリは相手の大きさを確認しあいながら集団で大きくなる。その時お互いをつなぐのは何でしょう?というお話に出会った。選択枝がア.臭い イ.目 ウ.触覚 とあって正解がウの触覚だった。ゴキブリはお互いを触覚でたたき合いながら、相手の大きさを確認し合いながら大きくなる。だから触覚を切ってしまうとゴキブリは大きくならないというのが実験の結果から得られたというお話だった。とても面白いと思い、その後、色々なところでこのお話をしてきた。これは人間にも当てはまると思った。私も元気がなくなるとムッシュさんのブログ<目指せ幸せな生き方>やオガタさんの<世の中まとめて好奇心>のブログ等から元気を頂く。触覚たたきと一緒だなあつくづく思う。人間一人になってはいけないのである。いつも元気をくれる人、<そうだね。わかるよ。>と言ってくれる人が必要だなぁと今でも思う。元気を頂く皆さん、ありがとう!!
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2010年6月23日 (水)
期末考査1週間前となり、部活動もお休みである。しかし部員諸君が理科室で勉強に励んでいる。中々ほほえましい。質問に来る生徒も何人もいるのはいいのだが、一人一人の時間が長~い!2年生がやっている電池、電気分解は難しいところだから仕方がないのだが、あっというまに1時間が過ぎる。一緒に同じことを同時に聞いてくれればいいのだが、それぞれで聞きたいらしい。で、2,3時間・・・・・。まあ、心地よい疲れとしておこう。
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2010年6月22日 (火)
3年生の化学Ⅱは反応速度論に入った。ここでは過酸化水素水の分解反応が温度、濃度、触媒でどんなに違ってくるかということを実験でやってみせている。メスシリンダーに入れた濃過酸化水素水(洗剤入り)は二酸化鉛触媒で爆発的に分解し、酸素の泡を噴出する。泡の中で線香の火が燃えるのも面白い。別仕立ての低濃度過酸化水素水で温度による反応速度の違いをやってみせる。高濃度過酸化水素を高温にし、二酸化鉛触媒を使用した場合の威力は推測するだに恐ろしい。温度が10度upで2倍、20度upで4倍、30度で8倍と増えることも、すっと受け入れられるようで面白く感じた。明日は活性化エネルギーで科学部のI君のテルミット反応の登場となる。花火触媒ガンバレー!というところかな?2年生は電気分解の量的関係をやっているが、3人ほど放課後質問に来てくれた。1時間半ほど説明したが、彼らも一生懸命で真剣なやりとりが続き、充実した時間だった。
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2010年6月21日 (月)
今日の1年3組の授業で、I君にかしてもらった水晶の標本を使い、返却した。そうしたら同じクラスのS君が、更に大きなものを持ってきてくれた。授業の中で、私がBLOGを書いていて、「その中で授業のことも書いているよ」ということを話した。せっかくなので、かしてもらった標本をここに紹介しておきたい。水晶とシリコンである。卒業生の伊田君(実名でコメントをくれているからいいよね)がサンプルをくれる(見せて?)らしいので楽しみにしている。
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2010年6月20日 (日)
マグネシウムをめぐるエピソードを一つ。マグネシウムの化合物の一つ塩化マグネシウムはにがりと呼ばれ、豆腐の凝固剤になる。塩化マグネシウムは海水から作られるが、マグネシウムが火薬や耐火煉瓦、ジュラルミン等の原料に用いられるため、戦時中は軍事物資に指定され、供出させられることになってしまった。豆腐に使えなくなったのである。そこで豆腐の凝固剤は塩化マグネシウムから硫酸カルシウム(石膏)に大きく様変わりをすることになる。マグネシウムでなくてもカルシウムでもいいのである。塩化マグネシウムは水に溶けやすく、これだと豆腐はすぐ固まる(寄せが早いという)が硫酸カルシウムは水に溶けにくいため、豆腐はゆっくり固まる(寄せが遅いという)という違いが生じ、豆腐は製造システムにまで大きな変更が生じたという。最近はまた独特な味わいが人気を呼び、ニガリ(塩化マグネシウム)豆腐が復活して人気らしい。しかし、ニガリのもとの海水が汚い!そこに目をつけたのが、温泉水で凝固させる<温泉豆腐>である。マグネシウムやカルシウムを多く含む温泉を探し、実験を繰り返し、片山津温泉や曲水温泉で日の目をみることになったが、両者とも考案、指導者については、ホームページ等でも触れていない。どんなにその後改良しようとも、原初のアイデアが大切で、思いつかないものである。発見のプライオリティは明記し、尊重してほしいと強く思う。ちなみに温泉水で溶けるタイプの豆腐も同時に考案したのだが、石川県内では河内千丈温泉と、金沢滝亭で、実用化された。千丈温泉豆腐についてはどなたかが、ウィキペディアでそのことに触れて下さっており、有り難い。http://ja.wikipedia.org/wiki/河内千丈温泉温泉で検索してみてほしい。滝亭については、片山津や、曲水と同じ扱いである。
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「元素のサンプル付き周期表」も定番の一つ。昨日書いたように最近はパラジウム高騰のため一つサンプルが減ったが、金属を中心として21種類の元素サンプルが貼り付けてある。金属には光沢があり、金と銅を除きすべて銀色であること、磁石につくのはFe,Co,Niの3つしかないこと(ここではFe,Niの2つ)。金属はすべて電気を通すことなどが、確かめられ、サイズもお財布に入れて持ち運べるように名刺サイズにしてある。このサンプルのうち、Mgはマグネシウムリボンを両面テープに貼り付けて使用しているが、あらかじめ準備するより、その場でマグネシウムリボンをぴかぴかに磨き、火をつけて燃やしてみる。酸(お酢かレモン汁)に入れて溶かしてみる。等の実験を楽しんでから、新たに磨いたマグネシウムリボンを両面テープにつけて、貼り付けてはどうかと考えた。マグネシウムはすぐ錆びるので、マニキュア等をぬってさび止めをする。等を考えている。
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2010年6月19日 (土)
この土日は、夏の講座の準備を色々やる予定。夏の講座の内容の一つに金とニセ金を硝酸を使って見分けるというのがある。これは、今はクリスタルシートの袋?に金箔とニセ金箔の大きなものを入れ、光にかざす、硝酸を入れてニセ金を溶かす、王水にして金も溶かすという風にやっている。これは劇的な演示実験で面白いのだが、袋が破れていたりすることもないとは言えず、かなり危険である。実験後の処理も面倒。そこで、昨日開発した方法を取り入れたらどうかと考えている。クリスタルシートの袋の中にそれぞれの箔とセロファン紙を挟んでアルミ箔を入れておく。光を通す実験のあと食塩水を入れ、生じる電位差の違いで見分けられないだろうか?月曜日にやってみたい。「元素のサンプル付き周期表」の金属箔も色々な方法で見分けることを開発してきたが、磁性以外では、電位差で見分けるというのが一番現実的かもしれない。今日の準備で、パラジウム箔と書いた金属箔が出てきた。最近「元素のサンプル付き周期表」にはパラジウムは高価なため加えていない。これが本物ならとても嬉しいところなのだが、私の見るところ、これは亜鉛箔。これも科学部の諸君と月曜日に確かめてみたい。方法は電位差の測定と水素の吸蔵がおきるかどうか。楽しみ楽しみというところですね。
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2010年6月18日 (金)
<金とニセ金の見分け方>というのは私や科学部が出前実験をする場合の定番の一つ。これまでは「硝酸を垂らし、溶ければニセ金!」というストーリーで、実際にニセ金を硝酸に溶かす実験をやっていた。ところが今回、なじみの金箔屋さんから、金箔を貼った仏壇から金を回収する方法について相談をうけた。まず、仏壇に貼ってあるのが、本物か確かめたいところである。この場合、硝酸に溶かすというのは、やはりまずいし、危険である。困ったが、<窮すれば通ず>で思いついたのが、Znとの間の電位差で金かニセ金かを見分けるというもの。この研究に取り組んでいる1年生のKD君と一緒に、食塩水を電解液にして金箔とニセ金箔を用いて、電位差を測定してみた。さて、その結果は・・・?予想通り、金とZnの方が1ボルト近い電位差でニセ金の方は0.5ボルトしかでないという結果になった。早速、持ち込まれた仏壇の破片で試してみると・・・・?ちゃんと1ボルトの電位差が生じたではないか!仏壇の金は本物だったのである。しかしZnというのは普通は入手しにくい。そこでZnの代わりに1円玉を使ってみた。これだとニセ金は0.4ボルト、金は0.7ボルトと差を生じてくれた。こちらの方が素材が入手しやすい。1円玉の代わりに10円玉でもいい。これで、<金とニセ金の見分け方>はぐっと実用的で簡単なものになった。あとは演示効果を考えよう。
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2010年6月17日 (木)
電気分解で金属を取り出す実験は授業でも科学部でも取り組んでいるところだが、金を溶かした溶液を電気分解すると、いとも簡単に陰極上に金を析出させることができる。つまり金を溶かせれば、金を回収できるのだ。写真は白金電極上に電気分解で析出した金である。
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2010年6月16日 (水)
「磁性で物質を見分ける」研究をしているT君の研究素材の一つがダイヤモンド。高温高圧法で作成したダイヤは触媒のNiが混入するため、常(強)磁性を示し、CVD法で作成したダイヤはグラファイトと同じ反磁性を示す。そのダイヤが人工ダイヤの場合それが、常磁性か反磁性かで製法がわかるというものである。そのCVD法で作成したサンプルをTK大学のH先生から頂くことができた。高温高圧法で作成したダイヤはすでにT大の鍵先生から頂いており、これで役者が揃った。いよいよ実験に取りかかることになる。写真は送っていただいた膜ダイヤ。
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2010年6月15日 (火)
1年6組で色々悩んでいる生徒がいるのだが、クラスの生徒達が皆とても優しいのに驚かされる。メールしたり、相談に乗ったり、トーンが熱くそして柔らかい。皆さんとの面談の中で、そのあたりの話になることもあるのだが、教えられることばかりで感心する毎日である。
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1年生の授業で共有結合結晶を扱っている。4種類登場する結晶のうち、ダイヤモンドはその昔、進呈した結婚指輪を拝借している。Siの結晶は千葉で朝生先生から、以前頂いたシリコンベルを見せている。「ダイヤは硬くて割れないけど、シリコンは共有結合結晶だけれど割れるよ」などといい、実際に少したたいて割ったりして分けてあげたりしている。さて、ありそうでサンプルがなかったのが水晶。この話をしたら、1年3組の生徒が家にあった標本を持ってきてくれた。これが、とてもきれいで感動的である。写真と実物は大違いなのだ。「先生にあげます」とかいってくれたが、立派なものだけにそういうわけにもいくまい。明日も色々なクラスで見せようかな?と楽しみにしている。
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2010年6月13日 (日)
加賀海岸での朝寝のあと、小松の名水の一つ「桜生水」に立ち寄り、お水を汲んできた。加賀産業道路から100m位中に入ったところにあり、自由に水が汲めるようになっている。前に初めてここに立ち寄り、汲んできたお水でお茶を入れ、その美味しさに驚いた。成分表示等はされていないので、なにが効いているのかは分からないが、水一つで緑茶も紅茶も素晴らしくまろやかで美味しくなるのである。以前は500mlのペットボトル1本だったが今回は2㍑2本。今日もそのお水で入れた紅茶を頂き、感激しながらこれを書いている。今度はもっとたくさん汲んできて、ご飯も炊いてみることにしよう。
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2010年6月12日 (土)
2010年6月11日 (金)
今日の2年生の化学の授業で、24金箔の厚手箔を用いた電気分解を行った。ところが予想外のことが起きてしまった。塩化銅溶液を電気分解した際、陽極の金箔が溶解してしまったのである。おそらく塩化物イオンが配位子となり溶けやすくなってしまったのだろう。硫酸ニッケルではそのようなことは起きなかった。しかし、<転んでもただでは起きない>である。これでハロゲンを配位子として金を溶けやすくする実験を定量的に扱うことが可能になりそうである。早速科学部でK君にやってもらっているが、どうなるかな?
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2010年6月 9日 (水)
科学部も3年生がこなくなり、1,2年生の部活となった。で、新部長のY君がやりたいのは生物系の実験。まずはメダカやゾウリムシをサイエンスつまり、電気や光、薬品で操ろうということになった。ということで私が昨日、県の教育センターからゾウリムシをもらい受けてきた。今日はその実験準備をいろいろしたのだが、明日からこれを用いてY君はゾウリムシ使いと化すことになる。金を溶かす実験、マンガンの実験、磁性の実験、砂糖の実験もスタートした。なにやらとても楽しみである。
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2010年6月 8日 (火)
2年生は酸化還元で電池に入った。金属はすべて還元剤、金属イオンはほとんど酸化剤で、強弱の順に並べたのがイオン化傾向。「覚えましょうね!」となる。今日は実験室で、ダニエル電池(Zn還元剤、Cu2+酸化剤)、ボルタ電池(Zn還元剤、H+酸化剤)、このボルタを還元剤を色々変えてOHPに電流計を映し出し、測定してみた。「最強の還元剤は?」と聞くと、「リチウム!」と即返ってきて嬉しい。「まず、Znだと・・・0.9Vかな?「次はマグネシウム還元剤でやってみようか?これだと・・1.7Vかな?」(おーっ!という歓声があがる)「ではリチウムね。さてこれだと・・・3Vを超えて振り切るね!さすが!リチウム電池はすごいね」(これも、おーっ!という歓声があがる)。乾電池を分解したもので測定するとちゃんと1.5V出てくる。そもそも黒鉛の電極がスポッと抜けるのが面白いらしい。「酸化剤最強は金イオンなんだけど高価なのでまず使わない。実験ならやれるけど・・・」ということで水銀電池、銀電池にも話を進める。明日は鉛蓄電池だが、電池は色々面白い実験ができ、理論を確かめながら進められるのが気に入っている。
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2010年6月 7日 (月)
2010年6月 5日 (土)
高校総体のため、11人がいない今日の土曜日。液体窒素もマシュマロも残っていたので、我がクラス(1の6)の授業で液体窒素で実験をした。<葉っぱを粉々>にしたり、<ガラス管で液体窒素の噴水>、<冷凍マシュマロ>、<液体窒素を入れたスチール缶から垂れてくる液体は?><空色の液体酸素>等々色々遊んでみた。ジュワー瓶の他、発泡スチロールの容器で実験するのだが、なにやら、わら半紙やティッシュを発泡スチロールに入れて遊んでいる連中がいる。見ていると、わら半紙を液体窒素に入れて濡らし、取り出すとすぐ乾くやいなやばりばりと握りつぶしている。濡れるがすぐ乾くまでは私も扱うことがある。ところが濡れた段階でわら半紙を握るとばりばり砕けることは知らなかった。面白いことにティッシュだと砕けない。なぜだろう?ということでちょっと議論になった。<液体窒素でばりばりわら半紙>は面白い演示実験で使えそうである。やはり遊びの中から色々出てくるのだね。しかし液体窒素は危ないこともあり注意が必要!もうひとつ、ばりばりに砕けたわら半紙は、あまりものとはいえ、朝自習のプリントというのはいけませんね!!
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2010年6月 4日 (金)
今年の、高文連理科部の春のセミナーは石川動物園の見学だった。なんと顧問も併せて200名の参加。この会で石川動物園を訪れるのは3回目であるが、過去の2回とそのメンバーが懐かしく思い出される。飼育の裏側などバックヤードを見せてもらえるのがいい。金沢駅から大型バスで現地へ向かったが、今回は行きのバス車中、お昼休み、見学の合間等々、部員や他校の顧問の先生方と一杯お話することが出来た。動物を見るのもそこそこに、ずっとお話していたように思う。部員のKさんとも初めてゆっくりお話ししたが、色々なことに興味を持っていて、また色々な研究アイデアが出てくるのにびっくりしてしまった。いくつかの研究テーマもまとまり、貴重なひとときだった。石川動物園といえば朱鷺の飼育だが、給餌の様子などをリアルタイムで映像で見ることが出来たのは興味深かった。無事育って欲しいなと思う。日差しも強く、新しい季節に入った。
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2010年6月 2日 (水)
今日も早起きで5時起き。なぜかというと今日はS中学で進路講演なるものをやる日だから。色々準備することが浮かんできて、寝ていられないのである。学校長と一緒に今年で3年目になるのだが、私はずっと科学部の話をさせてもらっている。砂金の話、金箔の話と進み、今年は実際に金とニセ金を溶かしてみる実験も見てもらった。「写真と生では迫力と感動が違います。皆さんも是非、実物、本物に接してください。」というメッセージも込めている。「金とニセ金を見分けられたら、本物の金箔とニセ金箔のセットをあげます。」といったら、急に会場が盛り上がり、その後は高いテンションで一気に話が進んだ。科学部員に作ってもらった金ニセ金箔がとても喜ばれた。伝えたかったことは<人間、みなそんなに変わらない。><面白いと思ったことに本気で取り組もう><本気になると、色々な人が助けてくれる。人とのつながりができる>ということ。それなりのメッセージとして届いただろうか?しかし、授業をしてから、午後出かけ、帰ってきてまた授業、部活etcというのは、充実しているものの疲れたなぁ。
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2010年6月 1日 (火)
今日の3年生の化学は液体窒素を使う。酸素、ヘリウム、二酸化炭素の3種類の気体を風船に入れ、液体窒素につけたときの変化を予想してもらう。どの気体がもっとも理想気体に近いふるまいをするかその理由を考えてもらうというもの。その後で<冷凍マシュマロを食べる>ことを約束していたのだが、買ってくるのを忘れていたことを朝5時に思い出した。ジャスコ杜の里店が24時間営業なのを思い出し、早起きして買いに出かけることにした。いい天気で、ジョギングや散歩を楽しむ人たちも見られ、空気も清々しい。さて15分ほどで準備完了でなかなかいい気分である。早起きは3文の得と相成るかな?1年生は<イオン化合物の組成式を完璧にしよう。そのために陽イオン、陰イオンの化学式を完璧に書けるようにしよう>が目標。2年生は<金属のイオン化傾向で、酸と金属の反応を予想する。半反応式から酸化還元反応式が書けるようになる>というのが目標。部活は液体窒素の実験の続き。という予定であるが・・・。
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