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2010年6月18日 (金)

金とニセ金の見分け方

<金とニセ金の見分け方>というのは私や科学部が出前実験をする場合の定番の一つ。これまでは「硝酸を垂らし、溶ければニセ金!」というストーリーで、実際にニセ金を硝酸に溶かす実験をやっていた。ところが今回、なじみの金箔屋さんから、金箔を貼った仏壇から金を回収する方法について相談をうけた。まず、仏壇に貼ってあるのが、本物か確かめたいところである。この場合、硝酸に溶かすというのは、やはりまずいし、危険である。困ったが、<窮すれば通ず>で思いついたのが、Znとの間の電位差で金かニセ金かを見分けるというもの。この研究に取り組んでいる1年生のKD君と一緒に、食塩水を電解液にして金箔とニセ金箔を用いて、電位差を測定してみた。さて、その結果は・・・?予想通り、金とZnの方が1ボルト近い電位差でニセ金の方は0.5ボルトしかでないという結果になった。早速、持ち込まれた仏壇の破片で試してみると・・・・?ちゃんと1ボルトの電位差が生じたではないか!仏壇の金は本物だったのである。しかしZnというのは普通は入手しにくい。そこでZnの代わりに1円玉を使ってみた。これだとニセ金は0.4ボルト、金は0.7ボルトと差を生じてくれた。こちらの方が素材が入手しやすい。1円玉の代わりに10円玉でもいい。これで、<金とニセ金の見分け方>はぐっと実用的で簡単なものになった。あとは演示効果を考えよう。

Butudann

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