反応速度と過酸化水素の分解
3年生の化学Ⅱは反応速度論に入った。ここでは過酸化水素水の分解反応が温度、濃度、触媒でどんなに違ってくるかということを実験でやってみせている。メスシリンダーに入れた濃過酸化水素水(洗剤入り)は二酸化鉛触媒で爆発的に分解し、酸素の泡を噴出する。泡の中で線香の火が燃えるのも面白い。別仕立ての低濃度過酸化水素水で温度による反応速度の違いをやってみせる。高濃度過酸化水素を高温にし、二酸化鉛触媒を使用した場合の威力は推測するだに恐ろしい。温度が10度upで2倍、20度upで4倍、30度で8倍と増えることも、すっと受け入れられるようで面白く感じた。明日は活性化エネルギーで科学部のI君のテルミット反応の登場となる。花火触媒ガンバレー!というところかな?2年生は電気分解の量的関係をやっているが、3人ほど放課後質問に来てくれた。1時間半ほど説明したが、彼らも一生懸命で真剣なやりとりが続き、充実した時間だった。
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