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2010年6月19日 (土)

金とニセ金の見分け方ーその2

この土日は、夏の講座の準備を色々やる予定。夏の講座の内容の一つに金とニセ金を硝酸を使って見分けるというのがある。これは、今はクリスタルシートの袋?に金箔とニセ金箔の大きなものを入れ、光にかざす、硝酸を入れてニセ金を溶かす、王水にして金も溶かすという風にやっている。これは劇的な演示実験で面白いのだが、袋が破れていたりすることもないとは言えず、かなり危険である。実験後の処理も面倒。そこで、昨日開発した方法を取り入れたらどうかと考えている。クリスタルシートの袋の中にそれぞれの箔とセロファン紙を挟んでアルミ箔を入れておく。光を通す実験のあと食塩水を入れ、生じる電位差の違いで見分けられないだろうか?月曜日にやってみたい。「元素のサンプル付き周期表」の金属箔も色々な方法で見分けることを開発してきたが、磁性以外では、電位差で見分けるというのが一番現実的かもしれない。今日の準備で、パラジウム箔と書いた金属箔が出てきた。最近「元素のサンプル付き周期表」にはパラジウムは高価なため加えていない。これが本物ならとても嬉しいところなのだが、私の見るところ、これは亜鉛箔。これも科学部の諸君と月曜日に確かめてみたい。方法は電位差の測定と水素の吸蔵がおきるかどうか。楽しみ楽しみというところですね。

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