不思議な石、石灰石
3年生化学Ⅰ演習も1学期最後の授業。問題集にあるCaの変化を実験で確かめることにした。初めに板倉聖宣さんの読みもの<不思議な石、石灰石>を皆で読んだ。その後①Caを水に加えて反応を見る。できたのが、水酸化カルシウム水溶液。これを石灰水という。。②この段階では石灰水は濁っている。上澄みをとるのは時間がかかるので、濾過して透明な石灰水にし、息を吹き込んで白濁させる。白濁成分は炭酸カルシウム。③さらに二酸化炭素を吹き込むと透明になるが、息だけでは厳しいので、ポリ袋に入れた純粋二酸化炭素を吹き込み、炭酸水素カルシウムにして明にする。④炭酸水素カルシウム溶液を試験管で加熱すると、炭酸カルシウムに戻り、再び白濁する。⑤これに塩酸を加えて透明にする。⑥この塩酸の中に石灰石を入れ、溶けていく様子を見る。ここまでで1時間で、楽しめた。2学期も演習でも、実験を入れ、できるだけ楽しく進めていきたい。
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