東北での日々 その2 マンガンノジュール
自然の中でMn2+が含まれている水が流れ出るところがあると、これが酸化されて二酸化マンガンができる。空気酸化と競合することになるが、マンガン酸化細菌にとっては、そこが絶好の餌取り場となる。これが観察できる有名な場所に北海道、オンネトー湯の滝があり、滝全体が二酸化マンガンで真っ黒になっている。マンガンバクテリアが作った黒い滝であるが、天然記念物になっており、サンプルの採取ができない。私が旅をするときに、目当てとして探すものの一つにマンガンノジュール(石)がある。オンネトーだけではないはずなのだ。そして・・・今回、それと思われる場所に出くわすことができた。詳細は記さないが、流れ落ちる滝の岩盤全体が黒く、滝の下に転がっている石にも黒いものがたくさんみつかった。「これは二酸化マンガンが付着しているに違いない」と手首程の石一個採取し、妻のリュックに入れさせてもらった。さて今朝から、妻の兄姉夫婦のお宅でさっそく、その確認作業に取り掛かった。オキシドールをかけて、酸素の泡がでてくれば二酸化マンガンが析出したものだと考えて間違いないだろう。お風呂場をお借りし、黒い石にオキシドールをかけてみると・・・・。シュワシュワーと泡が出るではないか!何回やってもシュワシュワー!!さっそくみなさんにも見ていただいた。ついに見つけたマンガンノジュール。さてこのマンガン生成に対する微生物の関与は?これで電池を作る等が次の目標になる。こんなことなら妻のリュックに、もっと一杯石を入れてくればよかったなぁ。
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