不思議な石・石灰石
前回に続き、今回は仮説の授業書「不思議な石・石灰石」をやった。本来ならば熱化学をやることになっており、その内容にも合致していて都合が良かった。授業プリントを配り、問題を読んでもらい、予想をしてもらう。今日も暑いし、これまでの様子から(そんなにたくさん意見は出ないだろうな?)と思っていた。ところが、意見が一杯出てきてびっくりした。その問題の一つがこれである。
<生石灰の成分も炭酸カルシウムでしょうか。それとも違うものになっているのでしょうか。石灰石を焼いてできた生石灰の重さは、もとの石灰石とくらべるとどうなっていると思いますか?
予想ア.軽くなる イ.重くなる ウ.変わらない。予想を出し合ってから、次のお話を読みましょう。>
これに対する予想がきれいに3つに分かれた。
アの意見.二酸化炭素が出て軽くなると思う。
イの意見.石灰石を加熱したとき真っ赤になった。あれは酸素と化合していると思う。だから酸素の分だけ重くなっている。
ウの意見.真っ赤になっても光っているだけで変化はしていないから、重さは変わらないと思う。
イの意見.石灰石が加熱されて真っ赤になった。溶岩のようだった。溶岩は石灰石より重そうなのでこれも重くなっていると思う。
一つの課題に対して、こんな風にたくさん意見が出てくることが新鮮だった。特にイやウの意見は私の発想を超えているものだ。最近の自分は教え込みの授業が多くなっていることが実感でき、少々(実は大変・・)ショックだった。さすが授業書である。このあとも意見の出る内容が続いた。感想を聞いたところ楽しかったー!とのこと。明日はこの続きで、チョコやポッキーを買ってきたが、楽しくやれそうである。この先、石灰水等に話は進んで行くが、どのように展開するか楽しみである。
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