春慶塗りのお弁当箱を塗り直してもらう時に、「洗うときは、スポンジでなく、木綿かガーゼで洗って下さい」と言われた。これまでも、食べたらすぐにお弁当箱は洗っていたが、スポンジを使っていた。これは漆塗りには良くないのだそうだ。そこで今度は木綿のハンカチで洗い、ふきんで水気を拭き取って乾かしておくようにした。お弁当を頂いた後、丁寧に洗い拭きをしていると、とても豊かな気持ちになれる。今は、お弁当箱を作った人の顔が見え、大切に使って受け継いでいきたいという気持ちがわいてくる。お弁当箱を通して、大切なことを教わっているような気がする。もちろんお弁当を作っていただいた方にも感謝していますよ。
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