硫化物の実験
これまで、硫化物の授業では、ムトーハップの溶液を使うことが多かった。ところが、ムトーハップは自殺騒ぎの余波で発売中止。最近使ってみたのが、硫化アンモニウムだが、これはとても臭い。先日、東急ハンズで銀の腐食液を見つけ、これを使うことも考えた。しかしムトーハップは硫化物以外にも色々なものが含まれているため、沈殿の色が想定外になったりする不都合も生じていた。銀の腐食液も同類かもしれない。そこで今回使ってみたのが、硫化ナトリウム。腐食性、潮解性等、大丈夫かな?とも思ったが、いざ使ってみると硫化カドミウムの黄色、化マンガンの薄桃色、硫化亜鉛の白、その他の黒と、きれいな発色が見られてとてもよかった。銀の黒化は、濃度が0.1molでは薄すぎたのか、いまひとつだったが、今後の工夫次第で大丈夫だろう。硫化物一歩前進かな。
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