真砂砂鉄の入手方法
たたいて延びる鉄作りに必要な真砂砂鉄。入手方法でどたばたしたが、田崎先生から<花崗岩地帯の下流で採取される砂鉄を探すと良いですよ>というアドバイスを頂いた。確かに<Ti分の少ない真砂砂鉄は黒雲母花崗岩が風化して出来るもの>であり、<Ti分の多い赤目砂鉄は閃緑岩が風化してできるもの>であることは、調べてあった。田崎先生に「花崗岩地帯は石川県ではどこにありますか?」とお尋ねしたら「自分で地質図を見て探して下さい」と言われてしまった。そのとおりであり、それが勉強なのだが、重ねてお尋ねしたら「宝達山が花崗岩なので、その下流。高松海岸あたりが候補です」と示唆を頂けた。ありがとうございます。更に鍵先生から、<鍵研究室のメンバーのコレクションに花崗岩が風化して出来た大分の砂鉄がある。たぶんTiが少ないと思いますので、お送りします。>というこれまた嬉しい助言を頂いた。色々な方が我々の研究を支えて下さる。この土日、科学部の生徒達と高松あたりに砂鉄探しに行こうかと思う。
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コメント
宝達山ならうちの近くでしたのに……
投稿: koeota | 2010年11月 4日 (木) 20時16分
花崗岩の産出状態の違いで砂鉄の違いがあるとのこと。なかなか面白いですね。中部地方、瀬戸内海一帯は「広島花崗岩」という中生代??で基盤が出来ていて「墓石には多分困らない地域」だと思いますが、あっちのほうの砂鉄はいかがでしょう??山陰のタタラの地域や、日本刀の刀鍛冶の名制作者も(備前長船)あっちでしたよね。北アルプスを始め日本の高山はほとんどというか、全てが花崗岩の隆起で骨格が出来ていますからもしかして、日本は砂鉄の名産地かも知れません。筆者の近くでは丹沢山塊が新しい花崗岩で出来ています。近くに行けば風化した花崗岩がボロボロになって、山登りも滑落を気をつけなければなりません。・・・・・・以上、感想的なコメントでした。
もしかしたら、ホウボウに二酸化マンガンの路頭があるのでは????・・・・・・。ご発展を祈ります。
投稿: トッキーY | 2010年11月 5日 (金) 10時46分
koeotaさん、宝達山近くに住んでいるのなら、砂鉄探してきて下さいませんか?
投稿: 管理人 | 2010年11月 5日 (金) 13時58分
トッキーYさん。出雲の山砂鉄は花崗岩で真砂砂鉄。岡山県側が赤目砂鉄ということです。明日白砂海岸へ生徒と一緒に行ってきます。
投稿: 管理人 | 2010年11月 5日 (金) 14時01分
11/5のコメントに「中部地方」と書きましたが、「中国地方」の間違いです。過日、広島に行き、宮島の頂上(山の名前を失念!)まで登りましたが、全山すっぽり花崗岩という感じでした。
投稿: トッキーY | 2010年11月 5日 (金) 21時51分