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2011年3月28日 (月)

今日の科学部

甲子園もあり、久々の部活となった。やはり教師は生徒と一緒にいてなんぼであると実感した。部活が休みだったこの期間、実験についていろいろ考えた。

たとえば、<石川産砂鉄でナイフは作れるか>について

展性をだすのに添加するものは、Mnでなくてもいいかもしれない。砂鉄10に対してMO2が3入ることで、鉄とAlは接触しにくくなる。連鎖反応が起きにくくなり、低い温度で還元することになっているのかもしれない。剱地の浜で展性のある鉄を取り出すことができたのは、砂鉄の精製が充分できず砂が入っていて、連鎖反応が起きにくく温度が上がらず、砂があることでさめにくくなったのかもしれない。MnO2が入ることで、砂鉄の還元に使われるアルミは砂鉄:アルミ=7:3ではなくなっている。10(砂鉄+Mn):3(アルミ)なので7(砂鉄):2(アルミ)くらいか。その割合くらいの割合がいいのかもしれない。などと考えて部活のはじめのミーティングで提案してみた。しかし実験の結果は<砂を混ぜても割れました>というものだった。一筋縄ではいかないのがおもしろいのだ。

<白金で爆発>については

 白金箔やパラジウム箔で、水があがるということは確実に金属表面で水ができる反応が起きている。しかしぬれることで、発火点を超えないのだ。パラジウムの方が反応が早いのなら、パラジウムで爆発がおきても良いはず。しかしぬれる速度も速くなる。箔をモーターで回転させたらどうか?加熱をしておくことで発火点に到達しやすくなり、水を揮発させることにもなる。脱酸素剤等を箔でくるんで暖めながら爆鳴気にいれたらどうか等々。

<Mnバクテリア電池>

Mnバクテリアの培養条件。Mnバクテリアの呼吸。Mn2+が4+になった時点でMO2になるのか?空気酸化しないのなら空気をブローしながらバクテリアにMn酸化をさせられるか?備長炭を酸素の中に置き、酸素を吸着させたらバクテリアが内部までコロニーをつくらないか?

電気分解で備長炭にMnをつけるには低電圧電流がいいのではないか?

<金葉>

他の金属葉を作ってみる。銀葉は?

いずれも覚え書きなので、他の人が読んでもわかりにくいものになっているが、ご容赦を。これからは生徒の皆さんとアイデア比べになる。

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