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2011年5月 9日 (月)

白金箔実験の熱源

科学部の研究<白金箔と銀箔の見分け方>の実験のひとつに、水素:酸素=2:1の混合気体(爆鳴気)に白金箔を入れると爆発が起きるが、銀箔を入れても爆発しないというのがある。ところがこれが、なかなかうまくいかない。その原因として、<爆発は、白金の表面で水が出来、その反応熱で起きるのだが、生成した水で温度が下がって爆発しない場合が多いのではないか>ということを考えた。その解決策のひとつとして<白金箔の温度を上げて、出来た水をとばし、温度上昇で反応を起きやすくしてはどうか?>ということを考えた。さ、その熱源として①石を加熱し、その石に白金箔を貼り付ける。②電熱線に白金箔を貼り付ける。③ホカロンに白金箔を貼り付ける等色々アイデアを出したが、この③が面白いのである。方法は、ホカロンの袋をあけ、中身をナイロンチャック付きのポリ袋に小分け→その中に酸素を入れて温度を上げ、熱源とするという手順をとった。酸素など入れたら、温度が上がりすぎて危ないのでは?とも考えたが、意外に温度が上がらない。酸素でふくらんだ袋が、反応が進むにつれて酸素が尽きてペチャンコになってしまい、温度が上がらなくなるのだ。そこに酸素を追加するとまた発熱!なかなか便利な熱源で、これだけでもアイデア賞ものだ。明日、これを使って爆鳴気の実験をする。頭の中だけでなく、一歩踏み出して、やってみることが、やっぱり大切ですね。

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