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2011年9月16日 (金)

濃塩酸と濃硫酸の見分け方

塩素を作るには濃塩酸(+二酸化マンガン)を使う。塩化水素を作るには濃硫酸(+塩化ナトリウム)を使う。この2種類の酸を使い分けられるようになろうということで、<2種類の酸を試験管に入れ、どちらが塩酸でどちらが硫酸か見分ける方法を考えよう>という課題をだした。これは中々面白いと思っている。さてその方法である。<塩化水素は揮発性の酸で、アンモニアと反応して塩化アンモニウムの白煙を出す>ということはすでに学んでいる。私がこのほか考えていたのは、①試験管を振ってみて、ねばねばしているほうが硫酸、サラサラしているほうが塩酸 ②リトマス紙をかざしてみて、青リトマスが赤くなるほうが塩酸 ③刺激臭がするほうが塩酸 ④角砂糖を入れてみて真っ黒になるほうが硫酸 というようなことである。これらを紹介し、実験で確かめていったのだが、色々実験に工夫をしてみた。そのひとつがリトマス紙をロ紙で作り大型にしたこと。これで演示実験が見やすくなった。塩酸で赤くなったリトマス紙が、アンモニア水にかざすことで青に戻ることも劇的である。塩化水素の発生は塩化ナトリウムだけでなく、塩化リチウムでもいい。塩化ナトリウムと塩化リチウムの見分け方は炎色反応で見分け、両方を使って塩化水素を発生させてみる。目を引く実験が色々あって楽しい。(とここまで書いて力尽きた。この実験も演示者の身体に悪いのです。)

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