静電気メーター(プラスマイナスどっちの静電気?)
ものをこすると静電気が起きる。静電気にもプラスとマイナスがある。ものはみな原子でできている。原子は電子と原子核からできていて、こすりあわせた際に電子がとれてくっついたほうがマイナスになり、電子がとられたほうがプラスになる。車のドアなどでバチッときてイヤな思いをすることがあるが、あれなどはプラスマイナスどっちになっているのだろうか?電子がどっちからどっちに動いたのだろうか?これをすごくきれいに判定出来る装置が静電気メーターである。今年の夏の<アルケミストの会>の合宿で、愛知の林正幸さんから紹介して頂いた。その時も(きれいだな)とは思っていたが、入手しようとまでは思わなかった。ところが、<アルケミストの会>のメーリングで大阪の澤田さんが、「このチェッカーを購入したが、本当に使いでのある器具です。先日も、理科でない先生方の飲み会で、この器械でずいぶん盛り上がりました。」ということが書き込まれ、(欲しいな)と思った。早速、林さんに無理矢理?お願いし、2台作って送って頂いた。2台あると、一方がプラスだともう一方がマイナスになっていることがわかって見事なのである。先日届いたが、職員室でも教室でも、部活でもずいぶん盛り上がって楽しめた。箔検電器でできることは全て出来、静電気量の半定量もできる。しかし、まだ使い方が良く分からないこともある。例えば、ガラス棒を布でこすり、ガラス棒を一方の静電気メーターに入れるとプラスにふれるが、布をもう一方に入れてもマイナスに振れない。手をつたって電気が逃げたかな?と思い、ポリで布をつかんで入れると、ちゃんとマイナスに振れてくれて予想が正しかったことがわかる。ところが、静電気メーターの上部についている電気受け器のビール缶にさわっても電気が逃げないのである。これはなぜなのか?色々林さんに聞いてみるとしよう。しばらく皆で楽しめそうである。なお、静電気メーターの設計者は、EHC(Electronics Hobby Circle)のメンバーの田中 英二さんで、<近日中に田中さんのホームページに、回路・必要部品、・プリント基板の原図・つくり方などを掲載します。>ということである。
http://www.wa.commufa.jp/~dentyukb/index.html
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