« 富山講演の感想を頂きました | トップページ | 遷移元素の写真 »

2011年11月17日 (木)

遷移元素の授業

試験前なので、さらっと終えようと思った遷移元素の授業。急に思い立って、金(5gバー)銀(東レの銀メダル205g)銅(10円玉4.5g)を持ち込んでみた。「どれをもらうのが一番得だと思う?」という問いでスタートしたが、なかなか盛り上がった。グラム×g単価で計算してみせたが、これは金が2万3千円ほど銀が2万円ほど、銅が3円ほどで、大きさが全然違っても金が得なのである。その後、これらを酸に溶かしたときの溶液を見せて、イオンの色が皆違い、遷移元素は色つきのイオンが多いことを確かめた。更に、金を飲み込んだときのお話から、金バクテリア、金沢の砂金表面の微生物模様の話と進めた。ここから鉄、コバルト、ニッケルの単体を示して、磁石につくこと、遷移元素は横で性質が似ること、どれも磁石につくが、つかなくなる温度(キュリー点)が異なり、それで見分けることが出来ること、鉄、コバルト、ニッケルも溶液の色が鮮やかに異なること等を示していった。終わってみれば、ここは私が最も好きなところで、(どうしてさらっと終えよう)などと思ったのだろうと思ってしまった。明日、写真をアップできればいいかな?

| |

« 富山講演の感想を頂きました | トップページ | 遷移元素の写真 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 遷移元素の授業:

« 富山講演の感想を頂きました | トップページ | 遷移元素の写真 »