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2012年1月17日 (火)

アルコールの授業

かなり日にちが経ったが、新しい年ということもあり、2年生の化学はアルコールから再スタートとなった。世界最強96度のポーランドウォッカ、スピリタスを持ち込んでの授業である。油(無極性)と水(極性)の両方の性質を持つアルコールという物質には、楽しい実験がたくさんある。例えば水と油は溶けあわず、両方を試験管に入れるときれいに2層に分かれる。ここに水性絵具を加えると、水だけが着色され、油性絵具を加えると油だけが着色される。ではヨウ素は水と油どちらに溶けるかなどと予想しながら実験をしてみると、ヨウ素は油にしか溶けないことがわかる。しかしアルコールには、水性絵具、油性絵具、ヨウ素のどれもが溶ける。油汚れは油で落とせるが、水では落とせない。水性の汚れは水では落とせない。ところが、アルコールはこの両方を落とせる。これを水性と油性のマジックで実験する。ではヨウ素はアルコールに溶けるだろうか?これは溶ける。写真の一番右がそれ。ヨウ素のアルコール溶液がヨードチンキ。硫酸銅はアルコールに溶けるだろうか?硫酸銅の粉末をスピリタスに加えて火をつけてみる。しばらくしてきれいな緑色の炎色反応が現れ、硫酸銅がアルコールに溶けていることがわかる。(この写真は明日公開しようかな?)どれも結構インパクトのある楽しい実験になっていると思っているがどうだろうか?アルコールの性質から実験の結果を色々予想できるようにする。しばらくは、それが柱となる予定。

2012mizu

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