再結晶、昇華、抽出・・・・
1年生の化学基礎の今日の授業は盛りだくさんの生徒実験となりました。昨日の科学部の時間から実験準備をし、空き時間も使って頑張ったのですが、やったのは①偽金の密度測定(演示)、②ハリガネ炎色反応(LICl、CuCl2、NaCl)と炎色反応ライター、ガラス中のNaの炎色反応、③塩化物イオンの銀イオンによる沈殿検出、④硝酸カリウムの再結晶、⑤葉緑素のエタノール抽出、⑥ヨウ素の昇華です。硝酸カリウムの再結晶は試験管に10gの水と5gの硝酸カリウムを入れ、湯煎で溶かして三角フラスコ中の水に試験管ごと入れて再結晶させるというものですが、この量でやると析出がとてもきれいで、あちこちで歓声があがりました。ヨウ素はガラス管中に封入しました。ハリガネ炎色でも歓声で、頑張って準備をした甲斐がありました。助手のO先生に大変なお手伝いをして頂きました。ありがとうございました。明日は温度と分子運動で、加熱水蒸気の実験をやります。
| 固定リンク | 0
コメント
盛りだくさんですね。僕も毎回実験三昧です。熱運動と温度の関係は、釘をハンマーでたたいたり、水をミキサーでかき混ぜたりするのですが、加熱水蒸気とはどのようなものなのかきになります。
投稿: kawa | 2012年4月26日 (木) 20時40分
kawaさん、お久しぶりです。元気ですか?加熱水蒸気は銅管で作ったコイルで水蒸気を加熱し、マッチに火をつけたり、新聞紙を焦がしたり、温度を測定したりするものです。有名な実験ですが、久々にやります。ホームセンターで1mの銅管を450円位で買いました。
投稿: 管理人 | 2012年4月26日 (木) 22時47分
あっ、その実験知っています。その実験と「分子運動と温度」はどう関係するのでしょうか?ぱっと思いつかないです(汗)
投稿: kawa | 2012年4月27日 (金) 08時18分
生徒さんは、かなりの程度で水は水蒸気になったら100℃以上にはならないと思っています。同様に氷は0℃以下にはならないと思っています。分子の熱運動で0℃以下の氷があること、100℃以上の水蒸気があることを予想してもらい、実験で300℃以上の水蒸気ができて、マッチに火が付いたり、新聞が焦げたりするところをみてもらうというわけです。
投稿: 管理人 | 2012年4月27日 (金) 12時47分
今度-20度の冷蔵庫の中にある氷の温度は?という課題で授業をしようと思ってたんですが、同じような事考えてるなーって思いました。ただねらいが違います。僕は熱力学の第0法則として教えるつもりです。加熱水蒸気の実験はどこかで使えそうな気がします。
投稿: kawa | 2012年4月28日 (土) 22時02分