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2013年5月20日 (月)

シャープペンシルの芯を紙に塗りつけたら電気を通すか?

今日の科学部の話。元素のサンプル付き周期表の炭素のサンプルは以前は炭素粉末を両面テープに貼り付けて使っていた。現在はシャープペンシルの芯を両面テープに貼り付けたものを使っている。これだと黒鉛の通電性が確かめられて都合がいいのだが、両面テープに加工するのが大変だった。そこで通電性のある炭素繊維を入手したりしてみた。ところが100Vテスターを使ったりしないとだめで、その時、炭素繊維に浸み込ませてある樹脂が揮発する匂いが凄かった。もっといい素材はないかということで話し合いをしたところ、<安田君の炭素フィラメントを作る方法を応用して炭素シートを作ったらどうか>というアイデアも出てきた。その時、もうひとつ出てきたのが、門寺(弟)君の<シャープペンシルの芯を紙に塗りつけたら電気を通すんじゃないか?>というアイデアである。私を含めて8名中7名が、通さないという予想で、通すと予想したのは門寺君一人だった。ところがこれが通したのである。これにはびっくりした。この方法は手軽に作業ができてとてもいい。早速、サンプル付きミニ周期表にも応用して、うまくいくことが確かめられた。彼は、今後<どの濃さの芯が一番いいか確かめたい>とのこと。これに刺激されて、シークレットペンを加工してのテスター作りにも1年生の山田君が頑張りだした。こちらは安定作動と耐久性が課題なのだが、近日中に完成してくれそうな予感がする。皆でアイデアを出し合って研究を進めるのは楽しい。明日からも頑張りましょう!

Csample4 Csampuru2 Csannpuru

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コメント

とても魅力的な記事でした。
また遊びに来ます!!

投稿: 株の利益 | 2013年6月17日 (月) 09時50分

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