チャッカマンチャカとスピリタス
チャッカマンチャカとはチャッカマンを利用したアルコール鉄砲を拳銃のような形にしたもので、命名は千葉の野曽原さんである。なかなか楽しいネーミングである。化学反応の量的関係などで、アルコールの燃焼を扱う場合等に使って楽しんでいる。ところが、先日の2年生の<科学と人間生活>の授業で<分子をつなげて火薬を作る>ということを扱っている時に、1年生の時の授業でそれを使ったことを覚えていたN君が「先生。あの鉄砲で今の爆発をやってみよう」と言ってきた。砂糖でも小麦粉でも燃えるものはすべて爆発させることができるが、(お酒、それも純度96%の世界最強ウォッカのスピリタスと酸素をチャッカマンチャカに入れれば大きな爆発を起こせるのではないか)と私も考えた。スピリタスが燃焼することはすでに前の時間で扱ってある。スピリタスをピペットで少し取って、チャッカマンチャカに入れ、酸素を少量吹き込み、コルク栓をして、ポリカの筒部分を手で包むようにして温め、スピリタスを蒸発させた。そして、こわごわ引き金を引くと、素晴らしい爆発音と共に、コルク栓が飛んで行った。生徒からは大歓声!今日は、蒸発と蒸気圧の授業でもこれが活躍した。とても楽しいのだが、爆発音が強烈で要注意である。
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