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2013年9月16日 (月)

ちょっとびっくり!<道の駅・たくみの里>

尾瀬ヶ原の山荘で一泊し、次の日は尾瀬沼一周を予定していたのですが、台風の影響で朝からの雨になり、来た道を戻る最短コースで帰ることになりました。ところが、午後から晴れ間が拡がってきたのです。(これはどこかへ行ってみよう)ということで、ものつくりの体験が色々できそうな<道の駅・たくみの里>というところへ行ってみることにしました。道の駅ですから(まぁ1時間くらい何かができればいいかな・・)程度の気持ちでそんなに期待はしていなかったのです。ところがびっくりしました。大きな村全体がひとつのものつくり集落になっていて、わら細工や炭焼きといった昔ながらの手作りから、ガラスや銀細工といった現代風なものまで沢山の工房が点在しているのです。後で調べた村のホームページには

たくみの里は昔ながらの日本の風景を残す須川平にあります。
東京ドーム約70個分(330ha)にわたる集落には昔ながらの手法をそのままに木工、竹細工、和紙などの手作り体験ができるたくみの家が点在しています。手作りが体験できるたくみの家と、展示・見学・ショッピングがたのしめる家の二種類があり、それぞれのたくみが各家のオーナーとなりオリジナリティ溢れる作品や体験を提供させていただきます。充実のひとときをお過ごしください。

とありましたが、ここはとても<道の駅>などというスケールではありません。村の中を客用の馬車がのんびり動いていたり、家族連れの観光客がてくてく歩いている様子に心が和みました。店のいくつかに入り込んでお話を聞いてまわったのですが夢中になってしまい、あっという間に時間が過ぎました。特に周辺に位置するお年寄りの家で聞いた<昔は、ここは蚕で生業を立てている地域だった。それが蚕がダメになり、なんとかしようということで、今の形の元が始まった。そこに手に技術を持った人たちが後から入って来て、賑わうようになってきた。年寄りはこういうのがあると励みになっていい>といったお話が良かったです。街作りはやはり<何を、誰がどんな思いでやるか>という<素材と人と思い>が大切だということを再認識でき、ぜひもう一度ゆっくり訪れたいと思った集落でした。

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