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2013年12月31日 (火)

安房科学塾

恒例の安房科学塾。昨年から会場を館山から岩井に移しての開催になっている。今年も30名余りの参加でにぎやかだった。常連が何人も体調を崩して不参加だったのが寂しかったがその分、色々な方との出会いで目を開かれる思いだった。私自身、定年まで残り少なくなったせいか、<金の科学館>を意識するようになったためか、関心の幅が拡がってきたような気がする。行きのJRで出会った千葉の中台さんから、綿の栽培の話を聞かせてもらい、種子ももらったが、これは小松の畑に植えようと思う。80歳を越えられた大村吉郎さんの科学遊びのお話と実験がとても面白かった。<大村吉郎の科学遊びの世界>と題して、<金沢・金の科学館>で展示と演示をやって頂けたらいいなと思い、お願いしたところ快諾して頂けた。素朴なサイエンスでじっくり遊ぶというセンスは竹内幸一さんのミニエクスプロラトリアム実験に通じるものがある。私自身とても楽しめる。科学部の発表会の報告がいくつかあったが、賞をめざす研究のあり方に違和感というか疑問を持つようになってしまった。もっと街の人や仲間や子どもたちと一緒に楽しみ、作り上げていくサイエンスのあり方はないものか、本校の科学部も北信越大会、全国大会に県代表として参加するわけだが、そういう視点を持ち、チームプレーで研究を楽しむというスタイルを追求してみたくなった。この日で3日連続の大宴会になったが、安房塾は大酒?を飲みながらも真剣な学習会が12時過ぎまで続くのが凄いところである。しかしさすがにくたびれ、今年は12時半でダウンしてしまった。翌日は松本さんのお話を中心に12時までの学習会。その後有志で盛口先生のお墓参りに出向いた。もう亡くなられて3年になるのか・・・・。その後また館山駅前で昼食がてらの一杯となり多いに盛り上がった。充実した研究会の日々も今年はこれでおしまいになる。一日一日を大切にしたいという思いが、日々強まる今日この頃である。では、皆さん、良いお年を!

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2013年12月27日 (金)

科教協北陸ブロック冬の学習会

恒例の科教協北陸ブロック学習会をやりました。年末の押し詰まった時期でしたが、11名の参加で4本のレポートがありました。私の<科学と人間生活>の授業、白金箔での水素爆発、金赤コロイドの目の前での発色実験の他、田崎先生の福島での除染活動のお話、野村さんの<受精卵が子宮内で最初に何をつくるか?>という仮説実験授業のレポート、徳井さんの高校生物と地域の科学クラブでの実践等が主な内容なのですが、充実した学習会になったと思います。参加者の半分が女性。そういえば昨日の生活化学の研究会もそうだったなぁ。この日も若い人が何人か参加され、うれしかったです。こちらも忘年会で多いに盛り上がったのですが、連日の飲み会で少々お疲れかな?

Tokui

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2013年12月26日 (木)

霧箱で放射線

いまやあちこちで目に触れる機会の多くなった霧箱だが、私が最初に見たのは15年程前の安房塾で富山の戸田一郎さんが持ってきておられた物だった。戸田さんとの出会いは平成5年の東レ理科教育賞の二次審査のときだったから、もう20年の付き合いになる。今回は県の生活化学実験研究会で、講師はやはり戸田一郎さん。戸田さんの霧箱は本格的な物で世界中で使われるようになっている素晴らしい物なのだが、見る度に進化しているのにはいつも驚く。若い先生もたくさん参加しておられ、楽しい講座だった。その後の懇親会も盛り上がり充実した一日になった。

Kiribako Toda

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2013年12月25日 (水)

胃カメラ

発表会が終わり、少々ほっとした状態です。今日は一日休みをもらい、胃カメラを飲んできました。ここ一ヶ月胃の痛みが取れず気になっていたのですが、診察の結果は荒れてはいるものの異常なしでほっとしました。私は職場の健診でもバリウムは飲みません。父も胃ガンで亡くなっているので、自覚症状があるとなんだか不安になってしまうのです。今日の胃カメラは、鼻から入れるもので、口からのものより楽でした。明日から3日連続で各種研究会と飲み会が続きます。明日が、県の生活化学実験研究会、明後日が科教協北陸ブロックの学習会、その次が一泊で千葉県の安房塾です。どれもとても楽しみです。

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2013年12月24日 (火)

化学研究発表会無事終了

恒例の化学研究発表会が無事終了しました。金赤ガラス、斜法硫黄のミニ結晶、導電性竹炭シート、白金箔どの発表もとても良かったと思います。発表順が朝イチから4連続だった関係もあり、テレビニュース2局でも報道されました。部員の皆もあちこちから声をかけられたようです。OB,OGが8人もきてくれたこともうれしかったです。金赤の研究が北信越大会、全国大会に行くことになり、それに向けてまた忙しくなりますが、どういう展開になるかとても楽しみです。本当に沢山の方にお世話になりました。ありがとうございました。

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2013年12月14日 (土)

追い込み

科学部の研究発表会まであと9日。この1週間は連日7時過ぎまでの部活が続き、今日は恒例の釜揚げうどんを食べながら、朝9時半から夕方5時までのロング部活となった。今年は4研究なのだが、実験が終了しているものは一つだけで、後は追い込み実験と並行してのパワーポイント作成に入っている。金赤の発色過程観察方法は、目の前で見ることが出来るようになり、斜方硫黄の微細結晶はほぼ確実に作れるようになった。それぞれにオリジナルな工夫がある(つもり)。文献を探すことも大切だが、それにとらわれず、自分の頭でアイデアを考え、試してみることが大切で、そこから新しい道が開ける。今回もそう。故盛口襄先生は「研究は蜜の味!」ということをおっしゃったが、まさにそうである。面白い結果が出てくると23日の発表が楽しみになる。皆さんお楽しみに!!ただしそれまでが大変だ。部員の皆さん、頑張りましょう。

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2013年12月13日 (金)

お札の重さにびっくり!

残念ながら、たくさんお札をもらってびっくりしたという景気の良いお話しではない。授業書<自由電子が見えたなら?>の中に、「1円玉は電気を通すか?」「千円札は電気を通すか?」という問題がある。それをやっているときに、生徒から「1円玉の重さは何gですか?」という質問がでた。これは1gで、そう答えたのだが、続けて「千円札は1円玉より重いですか?」という質問がきた。(関係ないだろ?)とは思ったものの、一応、計ってみようか?ということになった。私の予想は1円玉より軽い。つまり1g以下だった。生徒の間でもそういう予想が多かった。ところが、その結果に「あっ!」と声を上げてしまった。千円札はぴったり1.0gを示したのである。更に「1万円札はどうですか?」とい質問がきた。私の予想は<1万円札は千円札より大きいので重い>で、生徒の予想もそれが多かった。ところがこの結果にもびっくりしてしまった。1万円札もぴったり1.0gだったのである。なんと5千円札も1.0g。お札は大きさは違うのに、重さは同じに作られているのだ。つまりお札の枚数は重さで計れるということか。質問を無視したり、関係ないと叱ったりしなくて良かったなぁ。

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2013年12月12日 (木)

アラザンと静電気

<自由電子が見えたなら>という授業書がある。『ぴかぴか光るものは金属で、それは自由電子がマクロに見えているのだ』ということが楽しく学べる。<電子レンジと電磁波>の前にやるといいのだが、後になってしまった。この中にアラザン(ケーキのトッピングなどに使う銀色の粒)が<電気を通すか?>という問題ででてくる。この問題は、「銀色だから電気を通す」という意見と「食べ物だから通さない」という意見が対立して面白い。結果は<アラザンは電気を通す>である。これはアラザンの表面には銀が付けられているからである。ちなみにアラザンはフランス語で銀のことであり、銀の元素記号がAgなのはそのためであることを以前小松サークルで教えてもらった。同僚が(もしかして・・)と気にして調べてくれたのだが、フランス料理の有名店<トゥール・ダルジャン>も<銀の塔>という意味らしい。さて、アラザンを購入し、授業で使おうか!という段になって驚いた。透明な小袋の中で、銀色のアラザンが静電気で反撥しあって浮かんでいるのである。ひっくり返すとあまり浮かばないのに、もう一度ひっくり返すと、またたくさん浮かぶようになってとても面白い。生徒達にも受けたのだが、「食べたい!」という意見がたくさん出た。まぁ、それはまた後で!

Arazann

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2013年12月 9日 (月)

車のフロントガラスに・・・

朝の寒さが厳しくなった。ついこの間、紅葉の葉が付いていた我が家の車のフロントガラスに、今朝はじめて氷が付いた。雪の来る日も近い。

Kuruma

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2013年12月 8日 (日)

日本最安値?

先のブログでも書いたが、化学の授業で熱化学をやっていて、その中で、生石灰と水の反応でチョコを融かし、プリッツに付けて食べるということをやった。さて、このときに、チョコとプリッツをインターネットで大量に購入した。絶対これが安いと信じていた。ところが、プリッツが足りなくなり、安いと言われる近所のメガドンキーに買い足しにいって驚いた。プリッツ65gが一箱98円だったのである。参考までにインターネットで検索してみると特売と称して、10箱セットで1310円。つまり1箱131円もしているのだ。10箱セットだから安くなっているのだろうと思わされるのが盲点である。ネット販売がなんでも安いと思うのは、間違いであることを知らされた出来事であった。

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2013年12月 5日 (木)

試験終了、部活再開

今日で2学期期末考査が終了し、今日から科学部再開である。今日から12月23日の化学研究発表会までが、最も忙しい時期になる。久々の部活でお互い懐かしい?のか、和気藹々とした雰囲気だった。私はいろいろアドバイスをしながら、明日からの授業の実験の準備をしたりしている。そのひとつが、チョコフォンデュ。これは酸化カルシウム(生石灰)の発熱体に水をかけて水酸化カルシウムにする際の発熱でチョコを溶かすという実験である。ムスベンセットという、水蒸気でお弁当を温める市販のものを使うのだが、この反応で生じる水蒸気に石灰が混じらないのか、大丈夫とは思うものの前から気になっていた。今日それを試してみたが、水と反応した発熱体が入っている方はアルカリになり、フェノールフタレイン液が真っ赤になるが、水蒸気を集めた方は変化が無く、大丈夫なことが確かめられた。これも授業のネタになる。指示薬にはマロウブルーを使うとしよう。あー、試験の○付けがまだたっぷり残っているなぁ。

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