安房科学塾
恒例の安房科学塾。昨年から会場を館山から岩井に移しての開催になっている。今年も30名余りの参加でにぎやかだった。常連が何人も体調を崩して不参加だったのが寂しかったがその分、色々な方との出会いで目を開かれる思いだった。私自身、定年まで残り少なくなったせいか、<金の科学館>を意識するようになったためか、関心の幅が拡がってきたような気がする。行きのJRで出会った千葉の中台さんから、綿の栽培の話を聞かせてもらい、種子ももらったが、これは小松の畑に植えようと思う。80歳を越えられた大村吉郎さんの科学遊びのお話と実験がとても面白かった。<大村吉郎の科学遊びの世界>と題して、<金沢・金の科学館>で展示と演示をやって頂けたらいいなと思い、お願いしたところ快諾して頂けた。素朴なサイエンスでじっくり遊ぶというセンスは竹内幸一さんのミニエクスプロラトリアム実験に通じるものがある。私自身とても楽しめる。科学部の発表会の報告がいくつかあったが、賞をめざす研究のあり方に違和感というか疑問を持つようになってしまった。もっと街の人や仲間や子どもたちと一緒に楽しみ、作り上げていくサイエンスのあり方はないものか、本校の科学部も北信越大会、全国大会に県代表として参加するわけだが、そういう視点を持ち、チームプレーで研究を楽しむというスタイルを追求してみたくなった。この日で3日連続の大宴会になったが、安房塾は大酒?を飲みながらも真剣な学習会が12時過ぎまで続くのが凄いところである。しかしさすがにくたびれ、今年は12時半でダウンしてしまった。翌日は松本さんのお話を中心に12時までの学習会。その後有志で盛口先生のお墓参りに出向いた。もう亡くなられて3年になるのか・・・・。その後また館山駅前で昼食がてらの一杯となり多いに盛り上がった。充実した研究会の日々も今年はこれでおしまいになる。一日一日を大切にしたいという思いが、日々強まる今日この頃である。では、皆さん、良いお年を!
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