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2013年12月12日 (木)

アラザンと静電気

<自由電子が見えたなら>という授業書がある。『ぴかぴか光るものは金属で、それは自由電子がマクロに見えているのだ』ということが楽しく学べる。<電子レンジと電磁波>の前にやるといいのだが、後になってしまった。この中にアラザン(ケーキのトッピングなどに使う銀色の粒)が<電気を通すか?>という問題ででてくる。この問題は、「銀色だから電気を通す」という意見と「食べ物だから通さない」という意見が対立して面白い。結果は<アラザンは電気を通す>である。これはアラザンの表面には銀が付けられているからである。ちなみにアラザンはフランス語で銀のことであり、銀の元素記号がAgなのはそのためであることを以前小松サークルで教えてもらった。同僚が(もしかして・・)と気にして調べてくれたのだが、フランス料理の有名店<トゥール・ダルジャン>も<銀の塔>という意味らしい。さて、アラザンを購入し、授業で使おうか!という段になって驚いた。透明な小袋の中で、銀色のアラザンが静電気で反撥しあって浮かんでいるのである。ひっくり返すとあまり浮かばないのに、もう一度ひっくり返すと、またたくさん浮かぶようになってとても面白い。生徒達にも受けたのだが、「食べたい!」という意見がたくさん出た。まぁ、それはまた後で!

Arazann

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