数値で考える金赤の発色
研究についてアンテナを張りめぐらしていると、色々な方から研究のアドバイスを頂ける。京都府立大学の石田先生からもアドバイスを頂けるようになったのだが、それもアンテナのおかげである。金赤研究のパワーポイントをお送りしたところ、<きちんと酸化剤、還元剤のモル(量的関係)を考察するべきだ>というアドバイスを頂いた。その後、調べたことが正しければ、金は3価の酸化剤で、ビタミンCは2価の還元剤として作用するので、金イオン1molに対して、ビタミンC1.5molで反応がつりあうことになる。更に、濃度が薄い分反応速度が遅くなることが予測でき、今日改めて実験に取り組んだ。そして、実験結果がそのようになったのが、とても面白い。林君、門寺君が私以上に色々推測出来るようになってきているのが、とてもいい。光電比色計で発色を数値化しているのもそうだが、これまで定性実験が多かった本校の研究に定量的な要素が入ってきている。なにやら、ややこしい話で申し訳ないのだが、面白いことになっているということが分かっていただければと思う。今日は、なにやら体調がとても悪いのだが、こういうことで元気をもらっている。
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