鉄のアートとサイエンス
妹のやっている<山の上ギャラリー>で鉄の若き造形作家である河上真琴さんと知り合いになった。小松の実家の近くに住んでおられるということで、工房を見学させていただいたりしていたのだが、お話ししているうちに<テルミット法で鉄を取りだし、それで何か作ってみよう>ということになり、先日の土曜日にそれが実現した。小松の実家の庭に小さな穴を掘り、そこに砂鉄とアルミ粉末を7g:1.6gの割合(今回は70g:16g)で混ぜた物を入れて花火で点火するのである。河上さんは、さすが鉄のアーティストだけあって、真っ赤に溶けた鉄を叩いて整形していく手際が素晴らしい。あっというまに30g程の鉄の塊が出来たのだが「これで何か作ってみます」ということで、翌日できあがったのが、写真のろうそくのミニ燭台と鉄のアクセサリーである。「不純物が多いせいか、少し割れやすい鉄ですね。ヒビが入ったりしましたが、それもアクセントになっていいかもしれません。」とのことでその作品をプレゼントしていただいた。とても素敵である。アートとサイエンスのコラボレーションは<金沢・金の科学館>の大きなテーマの一つだが、こういうことが出来る!という可能性が大きく広がったような気がする。河上さんの作品は<あとりえ三昧亭>で検索してみて下さい。とても素敵な燭台等を作られていますよ。
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