銀と白金の見分け方
久々の授業。科学と人間生活の授業で、お気に入り、定番の金属をやっています。昨日は箔を使って銀と白金の見分け方をやりました。T「銀と白金はきんぞくだよね。何色?」S「銀色!」T「電気は?」S「どっちも通す!」T「どっちが錆びやすい?」S「銀!」T「どうやって見分ける?」S「硝酸かける!」という感じに、やりとりが進みます。皆さんイオン化傾向の表(黒板に書いておきます)が結構使えるようになっていてお互いうれしくなります。T「銀が錆びるのは何と反応するの?」S「酸素!」T「そう思うよね。でも銀は酸素より硫黄と反応しやすいんやよ。やってみるよ。(実験)」T「錆取る時は、食塩水とアルミ箔で簡単に取れるよ。(実験)」S「ホントや!すごい!でもなんで?」T「アルミの方が錆びやすいから塩水の中でくっつけておくと、アルミの電子を錆びた銀がもらって銀に帰る」S「ふーん・・」T「卵の中に銀を差し込むと銀が硫黄と反応して錆びるよ。白身と黄身とどっちに硫黄が多いと思う?」S「黄身かな」T「実験してみよう」S「あ!」「白身や!ゆで卵食べたい!」こういう展開の後、金偽金、銀白金箔ラミネートカードを各人が作ります。今年から新開発の片面コート箔を使うので、好きな形に切り抜くことが出来、それぞれがアート作品を作ることが出来ます。このとき銀箔と白金箔が見分けられなくなりがちですが、その時は乾電池、豆球テスターが活躍します。電気抵抗が銀と白金で10倍も違うことを利用するのです。こんなことにも「ほんとやー!すごい!」という声が聞けて嬉しくなりました。このテスターもっと作ろうかな。畑もいいけど授業がやっぱり一番楽しいですね。
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