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2015年8月16日 (日)

藤田有紀さんの金属アート

<山の上ギャラリー>で開かれている、金属のアーティスト藤田有紀さんの個展に行って来ました。今回のタイトルはTraveling  Rabbit 2015 Hammering,Copper   となっており、銅のアートが中心です。彼女は、不思議な雰囲気を持つ独特のメルヘンの世界を創り出しますが、案内のカードには

<ゲームや漫画・アニメーションにあるような、現実世界とは違う夢がいっぱいの世界観にずっと浸っていたかった子どもの頃。いつまでもあの頃の子どもっぽい気持ちを持ち続けられる大人でいたい。そんな気持ちを元に作品作りをしています。>

というメッセージが記されていました。やはり素敵な作品には素敵な思いが込められているのですね。

さて、今回は作品を一つ、入手しました。彼女の作風とは少し異なる印象のペーパーウェイトですが、お聞きした解説が面白かったのです。この作品のベース金属は真ちゅうで、小さいのにずしっとした重量感があります。まるで漆を塗ったような艶のある黒色は、真ちゅうだけを黒化させる液体にしばらく漬けることで生まれるのだそうです。これは金と偽金(真ちゅう)を見分ける実験として楽しめそうです。銀色の部分は銀ですが、側面は真ちゅうに銀が埋め込まれており、柔らかい純銀が使われています。箱の頭に乗っているリボンは、触っても形が歪まないよう硬い950(千分の950の純度)の銀を使っているとのことです。

私の銀箔と白金片面コート箔と実験を見てもらった(ごめんなさいね)のですが、「どっちが銀?」という質問に「試されてるみたいだなぁ。でも銀の方が柔らかい白色なのでこっちが銀!」というアーティストならではの、正解が返ってきました。金属のアートにはサイエンスが一杯で、とても楽しいです。そのアートとサイエンスを実験を交えて皆さんで楽しめるようにするのが<金沢・金の科学館>の仕事なのではないか、そんなことを考えました。この作品展は21日まで山の上ギャラリーで開かれています。

Huzita101365412




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