真ちゅう箔と銅箔に硫黄で模様を付ける
今朝から、真ちゅう箔と銅箔を銀硫化液で錆びさせ、マグネシウムで取る実験をやっています。925銀(92.5%の銀で残りは銅)や950銀の錆が、マグネシウムやアルミでは完全に取れない理由の解明の為です。私は、それは<銀に含まれる不純物の銅の方が硫黄との結びつきが強いためではないか?><銅や真ちゅう(銅と亜鉛の合金)の錆はマグネシウムでは取れないのではないか?>と思ったのです。ところがカンペキではないものの銀硫化液で付けた銅の錆びも真ちゅうの錆びもマグネシウムで取れるたです。しかも真ちゅうの錆は食塩水につけておくだけで取れるように見えました。ちょっとびっくりです。これは成分の亜鉛と銅で局部電池になっているのかも・・?銀の錆がマグネシウムでカンペキに取れないのは、やっぱり錆びた銀が銀に還る時に、表面がでこぼこになったり、錆を巻き込んでしまう為なのかなぁ・・。などと考え込んでいます。実験の副産物ですが、真ちゅうや銅の硫化で、きれいなグラデーション模様が出てきました。硫化被膜の厚さで色合いが違うのかな?実験は楽しいですが、きいてくれる人がいてこそだなぁ・・などと考えています。明日から授業開始。さてその準備をしましょうかね。
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