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2016年2月 5日 (金)

実験の失敗とそこから気づいた事3つ

昨日は、入善高校でサイエンス講座を担当させて頂きました。今年も内容は<金と銀の不思議を探る>ですが、3つほど新しい発見がありました。この講座では金箔とニセ金箔が活躍します。本物と偽物を色々な方法で見分けようというやつです。光が透けるかどうかで、まず見分けるのですが、今年は生徒さんの反応が今一つな気がしました。その理由が帰宅してから分かりました。実験の光源にはREDライトを使っています。このライトは赤(R)緑(G)青(B)の3色の光量を調節して好きな色を作り出すことができ、普段は我が家の玄関に置いてあるのですが、家で使うときは光量をしぼってあるのです。そのまま講座にもっていたために光の透過が弱かったのでしょう。慣れが生んだ油断で、一つ目に気づいた事でした。もう一つも見分け方で、金箔は硝酸に溶けないというのをやりました。金箔は片面コート箔でOPPの袋に入れていますが、万がいち、袋に穴が開いていて硝酸が漏れると危険なので、更にジップロックの袋に入れるようにしています。ところが講座の直前に、ふと気になりジップロックの袋に息を吹き込んでみたところ、すーっと漏れて穴があいている事が分かり、間一髪で交換できました。これは2重でも危険です。OPPは裂けやすい素材なので、水を入れるなどで破れていないことを確認したジップロック袋を2重にするなどの工夫がいることを確認できました。3つ目はカルシウムの見せ方です。今、高校の授業<化学基礎>は、酸化還元に入ったところです。ここで金属カルシウムを薬包紙に乗せて回覧したところ、生徒が落としてしまい、紛失するところだったという出来事がありました。そこで、この講座では事前にやすりで磨いて光沢を出したカルシウムをポリ袋に入れて回覧するようにしました。これだとキラキラの光沢を、手に取って安全に観察できるのでとてもいいです。色々ありましたが、なんとか無事やれてよかったです。お世話頂いたT先生、ありがとうございました。

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