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2016年11月15日 (火)

賢治の学校」(鳥山敏子)と「兄のトランク」(宮沢清六)

昨日、今日で賢治関係の本を2冊読みました。「賢治の学校」(鳥山敏子)と「兄のトランク」(宮沢清六)です。どちらも読みたかった本ですが、幸いにも頂いた200冊に入っていて止まらなくなりました。賢治が自然の中でまったく天真爛漫であったことが、教え子さんからの聞き取りや、実の弟さんの語り口で記されているのがとてもよかったです。私が「賢治の化学実験講座」を始めることになった読み始めが『春と修羅』で苦労したこともあり、それ関係の記載には目がとまるのですが、賢治がベートーベン、特に『運命』や『月光』に感銘を受けて、
「繰り返し我らを訪れる運命の表現の素晴らしさ。おれもぜひこういうものを書かねばならない」と言いながら書き出したのが『春と修羅』である(兄のトランクp34)。
というくだりには、賢治の人間くささと親近感を感じてしまいました。またまた「おー賢治ぃ、やっぱりね。飲もう!飲もう!」と言いたくなりましたね。

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