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2017年1月16日 (月)

水晶の火

『銀河鉄道の夜』の一文に
 カムパネルラは、そのきれいな砂を一つまみ、掌にひろげ、指できしきしさせながら、夢のようにいっているのでした。
「この砂はみんな水晶だ。中で小さな火が燃えている」
・・・・
というのがあります。友人から譲り受けた巨大水晶柱にドリルで穴を穿け、ミニLEDライトを仕込んだら、このイメージができるんじゃあ?と考えてドリルをあてたところ、ドリルが負けてしまってまったく刃が立ちません。仕方なしに、水晶の後ろに、赤、青、緑のLEDを置いてみたら、これがなかなかきれい!次の賢治講座に持って行きたくなりました。でもこの水晶柱、5kgもあるし・・。トルネードやら水晶玉、ガラス玉、砲丸の玉・・どんどん重く、大がかりになっていきます。この先どうなるのかなぁ。

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2017年1月15日 (日)

街中講座で「金と銀」

友人が<町会の皆さんで色々学びながらお話ししましょう>という企画を彼の住んでいる町会の有志で始めることになり、その第一回の講師としてお声を掛けて頂きました。とっても光栄です。ご近所の集まりということなのに20人近くも参加されてびっくり!。「金と銀」を中心に、3時間近くもお話しさせて頂きました。いつものことながらしゃべりすぎ・・。でも、実験をやっていくうちに皆さんと一緒に笑顔になっていけて、壁が無くなっていくのがとても楽しいです。このような機会を頂きありがとうございました。

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2017年1月13日 (金)

ガラス玉と水晶玉

2時間目のはじめも、見せたいモノその2からスタート。それは直径11.5cmの水晶玉とガラス玉。実験室の机の上に置いておくだけで「なにこれ?水晶?霊気発っするん?」とか言いながら触りはじめます。私「どっちが水晶?どっちが冷たい?」生徒「こっち!」私「冷たい方が水晶やよ。でも温度測ってみて」生徒「なんで?一緒や!!なんで?」他の生徒に「ちょっと触ってみ!」。非接触温度計(放射温度計)で二つの球の温度を測ってみると、ほとんど一緒でガラスの方が冷たかったりする。ところが触ってみると絶対水晶が冷たく感じられる。つまり身体の方が温かいので、熱伝導のいい水晶の方を冷たく感じるのです。温度測ったときの、この意外性がすごくいい。思いつき実験だったけど、うまくいってよかったです。この二つの球は、このあと氷板に置いてくるくる回し、「どっちが速く氷を融かす?」とやったのですが、雪の結晶形の氷ができるアイスモールド、銅球、飯田君に作ってもらった銀球も活躍。生徒さん達は「どっちの方が先に氷板を突き抜けるか?」とか、自分たちでいろいろ楽しんでました。スポーツコースの子らだけに、水晶で砲丸投げのまねしたり、野球のボールみたいに投げるまねしたり・・かんべんしてー(涙)!

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2017年1月12日 (木)

紅と緑の炎のトルネード

3学期最初の授業は、冬休みにあった面白いことをちょっとでも見せたくって仕方ないです。その第一は、石川さんから頂いた装置を使った炎のトルネード。これに赤いリチウムの炎色反応を組み合わせられないかな?と思っていたのをやってみました。そしたら「緑色もやって!」というリクエストが・・・。どちらもとってもきれいです。動画でアップしようと思ったら、カメラにメモリーカードが入っていない(涙)。で、静止画でごめんなさい。

ここから賢治の世界へ・・・。

つまりこれはそらからの瓦斯の気流にふたつある
しょうとつして渦になって硫黄華ができる

もうおそい ほめるひまなどない
虹彩はあわく変化はゆるやか...
いまは一むらのかるい湯気になり・・

この二つは宮沢賢治の詩「真空溶媒」の中の一節です。

渦や竜巻は、賢治にとって
(なんだこれ?どうしてできる?渦のはじまりは?先はどこへ?)と心を揺さぶるモノだったような気がします。
賢治は自分の詩を「心象スケッチ」と表現しているのですが
炎のトルネードは賢治が見たら「ほう、ほほーっ!」と奇声をあげて筆をとり心象スケッチにしてくれたかな?面白がる感覚はたぶん科学の研究仲間といっしょや・・。

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2017年1月10日 (火)

3連続講座が終わりました

逗子,市ヶ谷、浦和での3日連続講座が終わりました。宮沢賢治の『春と修羅』と『双子の星』に水晶とガラス、金と銀、白金の実験を織り込み、細川理衣さんの挿絵、木越あいさんのガラス作品を手にストーリーを展開していくという流れです。『春と修羅』についての思いを記した賢治の言葉に「・・まったくさびしくてたまらず、美しいものがほしくてたまらず、ただ幾人かの完全な同感者から「あれはそうですね」というようなことを、ぽつんと言われる位がまずのぞみというところです」というものがありますが、美しいものをみたいという賢治の想いを皆さんと共有できたかなぁ・。友人の冨岡くんの紹介で知り合えた賢治研究家の大隈さんから賢治についての講演を聞かせて頂き、皆さんと意見交換ができたことがとても良かったです。予定通り、3日とも大飲み会付きになり楽しかったのですが、身体はかなり悲鳴です’(笑)。御世話頂いた皆さん、ありがとうございました。さて、私は明日から新年の授業が始まりますが、今日はひたすら体力の回復につとめます(ゴメンナサイ)。

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2017年1月 6日 (金)

犀川縁のお散歩

今日の散歩は、いつもの山手の公園でなく犀川縁に出かけてみました。川風は冷たかったですが、日差しは暖かくて心地よかったです。姫リンゴや蒲の穂、鴨のつがいなど風景も少し異っているのが楽しいです。その後は明日からの講座の準備をやりました。段ボール2箱分を昨日送ったのですが、まだまだ気になることがあります。その一つが、銀箔と白金箔を見分ける豆電球テスターの性能。これまで使っていたものはイマイチ動作が不安定。その原因を(導線に鉄を使っていた為ではないか)と考え,銅に変えてみました。きっかけがないとこういうのには手が着きません。そして、その予想があたりました。左が白金箔、右が銀箔です(銀は少々錆びていることでもわかります)。電気抵抗が10倍も違うことで見分けられる実験は、これでひと安心。このテスターの改良は<元素の実物付き周期表>で金属の導電性を確かめるためにも必要だっただけに、とってもうれしいのです。明日からが楽しみになりました。

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2017年1月 5日 (木)

雪のないブナオ山

カモシカかイノシシに出会えないかと、白山ブナオ山観察舎に出かけてきました。これも新年の恒例行事です。しかしこんな山奥なのに雪がほとんど無い。その麓の一里野温泉スキー場も雪が無く、そり滑りも満足にできないような状態。白い雪山を背景にするので動物も探しやすいのだけれど、これではとっても見つけにくく残念でした。暖かいせいか12月27日に、ここで熊が観察出来たそうです。最後の写真がそれ。2頭で草を集めているのだそうです。なんで?熊の冬眠って、2、3ヶ月寝たきりなのかと思ってたら、低体温でも動いていることがあるのだとか・・・。温暖化も変化が早すぎ、熊さんも対応に困っているような気がします。

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2017年1月 2日 (月)

白鳥見に行ってきました

御神酒で午前中は寝正月になり、午後から小松へ白鳥を探しに行ってきました。幸いにも柴山潟周辺で大群に遭遇でき、鳴き声と飛びたつ様子も見ることができました。そういえば今年は酉年なのですね。その後、小松の家近くの桜生水で湧き水を汲み、畑で野菜を収穫。北陸の冬とは思えない暖かいお正月です。

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2017年1月 1日 (日)

2017あけましておめでとうございます。

あけましておめでとうございます。おせちと御神酒を頂き、穏やかな新年です。放っておくとこのまま一年中飲んでいるので、それ+?で楽しいことを設定できたらなと思っています。ブログを書くようになって12年。見るだけだったフェイスブックを書くようになって8ヶ月。たくさんの方に友達になって頂き、素敵なメッセージと元気を頂きました。新しい出会いも本当にたくさんありました。お陰様でこの年になってずいぶん世界が拡がったような気がします。年をとるのも悪くないですね。物忘れは相変わらずですが、お陰様で少ぉーし?惚けが治ったような・・(笑)。今のところ、今年も畑と食、アートとサイエンスを柱に皆さんと楽しんでいきたいなと思っています。よろしくお願いします!!

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