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2017年1月12日 (木)

紅と緑の炎のトルネード

3学期最初の授業は、冬休みにあった面白いことをちょっとでも見せたくって仕方ないです。その第一は、石川さんから頂いた装置を使った炎のトルネード。これに赤いリチウムの炎色反応を組み合わせられないかな?と思っていたのをやってみました。そしたら「緑色もやって!」というリクエストが・・・。どちらもとってもきれいです。動画でアップしようと思ったら、カメラにメモリーカードが入っていない(涙)。で、静止画でごめんなさい。

ここから賢治の世界へ・・・。

つまりこれはそらからの瓦斯の気流にふたつある
しょうとつして渦になって硫黄華ができる

もうおそい ほめるひまなどない
虹彩はあわく変化はゆるやか...
いまは一むらのかるい湯気になり・・

この二つは宮沢賢治の詩「真空溶媒」の中の一節です。

渦や竜巻は、賢治にとって
(なんだこれ?どうしてできる?渦のはじまりは?先はどこへ?)と心を揺さぶるモノだったような気がします。
賢治は自分の詩を「心象スケッチ」と表現しているのですが
炎のトルネードは賢治が見たら「ほう、ほほーっ!」と奇声をあげて筆をとり心象スケッチにしてくれたかな?面白がる感覚はたぶん科学の研究仲間といっしょや・・。

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