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2017年2月24日 (金)

石の街小松で金属の不思議を探る・ニセ金、その2

誰もが欲しがる金だけに、ニセ物を作る方法も色々あるようです。その素材の一つがチタン。黒埼海岸のものに限らずほとんどの砂鉄にも含まれますが、強烈に酸素と結びついていて、取り出すことが難しい金属です。その反対に一旦取り出されたチタンは激しく酸素と結びつこうとします。チタンの薄箔が燃える様子を撮影してみましたが、火を付けなくても空気中にフレッシュな面が出ただけで燃えるそうです。ではこのチタン箔がなぜそのままで燃えないのかというと、薄く酸素と結びついた膜が内部を保護しているのです。アルミ箔でもこれと同じことが起きています、この厚さの違いでチタンの色が変わるのが面白いです。膜の厚さは電気分解の電圧で変えることが出来、台所でも簡単に実験ができます。金色にするには、重曹水などの中で、チタンを百均にも売っている9V乾電池の+につなげばよいのです。こうやって作られたニセ金指輪なども出回っていて、要注意!写真は私がだまされて2こも買ってしまったもの。<Love forever>の文字が刻まれている時点で気づくべきだったなぁ・・(笑)。

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