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2017年2月12日 (日)

水晶を摩擦で中から光らせる

水晶の中の火のイメージにこだわっています。当の賢治は何を見ていたのか?

カムパネルラは、そのきれいな砂を一つまみ、掌にひろげ、指できしきしさせながら、夢のようにいっているのでした。
  「この砂はみんな水晶だ。中で小さな火が燃えている」

...

のこと。
(水晶さざれはきれいだけれど、多分賢治はそんなものは見ていない。きしきしなるのは石英分の多い鳴き砂だけれど、鳴き砂から水晶分だけ分離できないかな?)そんなことを考えていました。ところがそんな砂があることに思い当たりました。それはケイ砂です。そこで職場の実験室でケイ砂を乳鉢に入れて、こすってみました。これは鳴りました。さらにLEDを入れて見ました。とてもきれいに光りました。でも賢治の頃にLEDなどないなぁ。と思っていたら友人の小林眞理子さんから頂いていた「賢治も石英の摩擦発光をみていたのでしょうか?」というコメントを思い出しました。圧電は1880年にキュリー兄弟が公開したということですから、賢治も知っていたかもしれません。賢治が愛読していた片山正夫の「化学本論」に圧電発光の記載があるか気にかかります。とにかく手持ちの水晶をこすり合わせて、この発光を試して見たら、ものの見事に発光!!おぼろな光がとてもきれい。大きな水晶が怪しげに光ります。これ賢治も見てたかなぁ?ケイ砂がきしきし鳴っているときも発光してるのかな?きりがありませんね(笑)。
で、職場へ行って、ケイ砂をペットボトルを切ったものにいれて乳棒でキシキシやってみたのですが、暗室でやっても発光を確認できませんでした。どうしたらいいか、これから考えます。県立図書館で片山正夫の化学本論他に当たってみましたが、圧電発光の記載は見つけられませんでした。賢治がこの現象を知っていて「水晶の火」のイメージにしていたかどうかは、不明のままです。

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コメント

水晶同士をこすり合わせるのですか?
それとも、水晶を何かでこするのですか?
力はどれくらい必要ですか?
ぜひ自分でもやってみたいのですが・・・。

投稿: 古山園美 | 2017年2月12日 (日) 22時02分

古山さん。質問を頂きありがとうございます。このときは水晶同士です。でも水晶を乳棒などでこすっても発光します。私のフェイスブックには動画も掲載しています。Hirosi Sikauraで検索してみて下さい。

投稿: 管理人 | 2017年2月15日 (水) 16時10分

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