ナリカでの賢治講座
東京での「実験で楽しむ宮沢賢治・サイエンスファンタジーの世界」が終わりました。午前2時間、午後2時間のロング講座でしたが、盛りだくさんすぎで分けが分らなくなってしまいました(笑)。。
今回の「実験で楽しむ宮沢賢治」の講座でも「おーっ!」という歓声のあがった実験に水晶の摩擦発光があります。これを高田クリスタルミュージアムでお話したところ高田先生から「あの実験って、なにか嫌な匂いがしませんか?気持ちが悪くなるので、私はやらなくなりました」と言われました。確かにそうなのです。そのことを先日の科教協の研究会でお話し、実験もみてもらった時には「水晶ってSiO2ですよね。こすっても気体にはならないですよね?気のせいじゃないですか?」と言われました。確かにSiO2は簡単には気体になりません。ところが今回の東京での講座で、(摩擦発光を指摘して頂いた)小林眞理子さんから「オゾンができるらしいですよ」ということを教えて頂きました。(おー!あんな簡単なことでオゾンができるのか!オゾンであることを確かめられたら面白いなぁ・・)とか考えています。色々な講座で少しずつわかっていくのがとてもとても面白いです。参加していただいた皆さん、準備していただいたTさん、Wさん、ありがとうございました。
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コメント
神戸の觜本さんが白い石英のような石をふたつこすって、光るということをやっておられました。たぶん水晶をこすって光るというのと同じように思われます。私もそのときになにかにおいがするのを感じました。オゾンであるかどうかは、水晶をこすったあたりの空気を注射器に吸い取って、ウ化カリウムデンプン水溶液に通して、紫色になるかどうかで確かめられるのではないでしょうか。
米沢
投稿: 米沢剛至 | 2017年4月 1日 (土) 20時42分
米沢さん。そうですね。摩擦発光ってグラニュー糖や乳鉢乳棒など色々なもので観られるのですよね。これが賢治とくっつくところが面白いです。でっかい水晶をビニール袋に入れてこすり、オゾンがでているか確かめたら、面白いと思っています。
投稿: 管理人 | 2017年4月 2日 (日) 09時56分